第98代内閣総理大臣 安倍晋三
祝 成蹊学園サッカー部創部100周年
第98代内閣総理大臣 安倍 晋三
(1977年法学部卒)
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成蹊学園サッカー部 創部100周年の記念式典が大勢のOBの皆さま、またご関係者の皆さまご参会のもと盛会に開催されましたこと心よりお慶び申しあげます。
成蹊学園サッカー部は成蹊学園創立の際、創立者である中村春二先生とともに明治時代、大正時代とまさに黎明期の日本の学校教育を支え、大日本蹴球協会のちに日本サッカー協会の設立に尽力され、日本サッカー界の父と称された内野台嶺先生が、当時の学生と手を携え創設されたと聞いております。 創部以来100年、その永きに亘り、歴史を紡ぎ成蹊教育の根幹ともいえる「修養の精神」そのものをサッカーを通じ受け継がれ、本日まで守ってこられた諸先輩方、そしてその思いを共に分かち合い、支え続けてこられたご家族をはじめすべての関係者各位に先ずもって敬意を表させていただきます。
そして創立101年目を迎え、現役選手として走り続けておられる後輩諸君に一言申し上げさせていただきます。「鉄は熱いうちに打て」という言葉があります。これから皆さんはこの100年の伝統を守っていくために厳しいこともあるでしょう。つらい思いもたくさんするかもしれません。しかし、そうした経験の一つひとつが皆さんにとって、そして成蹊学園サッカー部にとって将来の成長の糧となることは間違いありません。
「鍛えれば、ツヤが出る。手を抜けば、錆が付く。」
人間の志も鉄のようなものです。皆さんにはこの成蹊学園サッカー部で得た成長の日々、を胸に今後とも研鑽に励み、志を高く持ち続けて欲しいと思います。
成蹊学園サッカー部が次なる100年が実り多きものとなりますよう、そして本日ご参会の皆さまの更なるご健勝をお祈りいたしまして、一言お祝いの言葉とさせていただきます。