編入試験当日(電通)
調布アーバンホテルに宿泊。II類を受験。第一志望はセキュリティ情報学プログラム。
筆記
教室は明るい。明石高専の机よりやや狭い机。同じ教室に50人ぐらいいた。
試験官は3人。マスクの上からフェイスシールドをつける厳戒態勢。
数学
5問から4問選択。解いた順で。
問5(複素解析)なんか積分した。5分で解いた。
問4(重積分)今年はヘンなのが出なくてよかった。一箇所詰まったものの、なんとか落ち着いて完答。
問1(ベクトル空間)ちゃんと復習したので解けるかな、と思いつつ手を出したが、途中でわからなくなって一旦放置。あとで問3のほうが簡単なことに気づいて消去。30分ぐらい無駄にした。
問2(線形代数)固有値求めて、そこからたしか線形写像の表現行列を使ってなんかした。たぶん対角化を使って楽に解けたんだけど、それに気づくのが遅くて対角化行列を求められなかったので、方針だけ説明した。
問3(微積)改めて見ると簡単なことに気づいたので問1をすべて消しゴムで消してからとき直した。
7割ぐらい?
物理
問1(力学)質点と剛体を坂から転がした。滑りもたしかなかったので楽に解けた。
問2(電磁気学)球に一様に電荷を分布させて、電場やら電位やらを求める。球殻と球を勘違いして重大な手戻りが発生して、最後の方は時間が足りなくなった。6割?
問3(熱力学)パッと見てOttoサイクルかな?と思ったら問題文にそう書いてあった。適当に仕事を求めて、熱効率を出して終わり。
naoppyが右後ろの席でまあまあ大きい声で「物理10割やろ〜www」とか言ってた。うちの優等生がすみません…。
7割ぐらい?
英語
編入試験はたいてい英語から始まる。編入英語で困ることはまずないので、それで準備運動してから数物に臨むスタイルを採ったのだが、電通は英語が最後にくる数少ない例外。もちろん英語の苦手な人にとっては「苦手教科が先に終わるのでラッキー」かもしれないが、そこは都合よく捉えた。
問1:「植物が超音波で喋ってました、ワーオ」って感じの文章を読み解き、要約文の空欄を埋める
問2:自由英作文。「子供がカフェイン摂るのってどうよ?」と「テレワークは続けたほうがいいの?」から選択。後者を選び、感染対策とか環境とか、通勤がなくてが楽とか書いた。何word書いたかは忘れたが、とりあえず解答用紙は最後の行まで埋めた。
8割ぐらい?
面接
類ごとに異なる場所に集まって、順次面接室前へ連れて行かれた。おそらく受験生3人ぐらい並行して進めていた。自分のは集合時間の30分後ぐらいから始まった。だいたい受験番号順。
面接官3人。部屋が狭いため面接官との距離が近く、物理的な圧迫感があった。
https://gyazo.com/83a156de969966279d41208155327387
「え〜志望動機を教えてください」アプリとか作ってたけど、だんだんOSとかアーキテクチャの仕組みやセキュリティが気になってきたので体系的に勉強したいです〜と、これまでの経験を絡めつつ述べた
「情報を扱う大学はいろいろあると思うんですけれど、他に調べたところはありますか?」「地元の大阪大学、大阪府立大学、京都工芸繊維大、東京大、農工大、もうそれは…いろいろですね」
「セキュリティに興味を持ったきっかけは?」「部活で先輩にいろいろ教えてもらって、それで興味を持ちました…(略)」(このへんよく覚えてない)
「うーん…なんで、セキュリティなの?」「(えぇそんな聞く!?)うーん…(なんとかひねり出す)モノを作るのもいいんですが、やっぱり安全性が置き去りにされすぎているというか…(???)」
「(ショックでよく覚えてない質問)…があれば教えてください」「そうですね…(苦渋の表情で20秒ほど)」「なんか、良いキーワードとか、あるのかなw」「いや、良いキーワードは、ないですね…(一同苦笑い)」
「じゃ、時間が押しているので手短に…試験はどうでしたか?」先述の内容を手短に答える
なんか志望動機をめっちゃ押されて戸惑った。併願、卒研は一切聞かれず。5分強ぐらい。
過去の受験者は併願をよく聞かれていたので「落ちたかな〜」と思った。結局今年は他の学校でも一切併願を聞かれなかった。そういうこともあるんだね。
結果
明石高専からは2人受けて2人合格。