よし=あし / reed
本州石巻地方では、北上川下流に人の手が入った葦の栽培地が広がる。
労力のかかるため、放置するとヤナギやオニグルミにとって代わり、河畔林化していく。
12月〜3月に刈り入れを行い、4月にヨシ原の野焼きを行うことで、低木の出現を抑えている。
他の草類に対しては強く、他の植物を抑制する化学物質を生成することで純群落を形成する。
麦と同様、葦ー稈(かん)が存在し、葦簀などの日除に使われるほか、屋根材や土壁の下地材にも用いられる。