VRChatの全体構造
まずアプリがある。Windows版、Mac版、等々ある。Steamにもある。
VRChatには、VR版(HMDを使う)、通常画面版がある。通常画面の方はHMDを使用しなくても起動ができる。 VRChatは、インスタンスを基本単位とする。インスタンスには、適応する「ワールド」と、入室制限の設定が組み合わされる。
「ワールド」は、ある一定範囲の空間。ワールドを移動することによって、様々な景色を見ることができ、さまざまな遊びを行える。RPGやFPSの「マップ」のようなもの、と言って差し支えないだろう。
各インスタンスには入室制限がある。招待した人しか入れないものから(Invite)、誰でも入れるもの(Public)まで。詳しくは下記を参照。
ワールドには、アバターが表示される。アバターはワールドの参加者の視覚的表現。 アバターは、任意のタイミングで様々なデザインのものに切り替えることができる。
ただし、独自のアバターをVRChatへアップロードすることは最初はできない。トラストランクがNew User以上である必要がある。詳しくは下記を参照。 アバター同士でコミュニケーションができる
メインで想定されているのは、音声によるコミュニケーションだろう。
抽象的な要素としてはこれだけ。あとは、ワールドやアバター次第である。ワールド・アバター次第で、様々な遊びを楽しめる。
VRChatでより快適に遊ぶため、種々の設定がある。また、フレンド・ブロックなどといったSNSに一般的に搭載されている機能もある。
特にVRモードで遊ぶ場合は、これらの設定や機能に早めに習熟しておくのが良いと個人的に思う。
VRは視界のすべてをVRChatの描画が包む。また、空間オーディオも優秀で、きちんとアバターが話しているように見える。
つまり没入感がとても高い。
没入感がとても高いと、不快な映像・音声を感受したときの精神への侵食性も高くなる。
精神が侵食されるのは(仮想現実以外も含む)いかなる経験であってもあり得るため、それ自体が悪いことではない。だが、侵食性が高い場合、損失も大きいだろう。だから、自身が快適だと思える範囲で遊べるように、「逃げる」・「身を守る」手段を知ろう。その手段を事前に知っておくことで、より自由に遊べるだろう。転ばぬ先の杖。 SNSでも同様である。だが、没入感の高さから、事前に知っておくことをおすすめする。