InShotはいいぞ
執筆者:kuma:D.icon
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突然ですが、みなさんは「InShot」というアプリケーションをご存知でしょうか?
スマートフォン向けの動画・画像編集アプリなのですが、私はそのInShotを愛用しています。
大体4年間くらい使い込んできたので今回はこのアプリの魅力を伝えられればな~と思います。
技術的な話(?)かどうかは分かりませんが、「動画編集」の技術的なお話として見ていただければと思います。
【InShotとは?】
InShotは、iPhone/Android向けにリリースされている動画・画像編集アプリです。基本無料。
私はiPhoneユーザーなのですが記事を書いている2022/11/25現在、AppStoreでは62万件の評価があり★4.7とかなり高評価。
動画編集アプリは色々存在しますが、InShotでできることを列挙してみると
テキスト・ステッカー挿入
カット編集
早送り/スロー編集
BGM・SE挿入
音量調整
映像/画像にエフェクトやフィルターを適応
ボイスチェンジ編集
画面比率変更
ワイプ編集
簡易アニメーション編集
トランジションの追加
動画の書き出し/共有
etc...
こんな感じです。
そう、基本的な編集機能はあらかた使えます。そしてなんと上記の機能はすべて無料で使えます。
Adobeもビックリ!
【InShotの何がいいの?】
さて、InShotで使える機能がたくさんあるということはわかりましたが、実際どういう点がいいのでしょう?
自分の思うメリットは大きく3つあります。
機能が多い
フリーのステッカーやBGM/SE素材がたくさん使える
直感的に操作ができ、分かりやすい
以上の3つです。
機能が多い
まず、機能が多いという点に関しては先程挙げたとおりですね。無料のアプリケーションにしては多いほうだと思います。
特にBGM/SEやステッカーは挿入がかなりシンプルな方法でできるのでオススメです。
さらにBGM/SEに関しては自分で音声ファイルを持っていればインポートしてそのまま保存できます。
一度インポートすれば次からはすぐに呼び出せるのでとても便利です。
フリーのステッカーやBGM/SE素材がたくさん使える
InShotにはフリーで利用できるステッカー素材やBGM/SE素材がたくさんあります。
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上記の図は実際にステッカーを配置している画面です。こんな感じでたくさんの素材がもとから用意されています。
ちなみに課金をすると使えるステッカーの種類が増えたりします。
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フリーで使える楽曲もたくさんあり、Vlogに使いやすい曲、ハロウィンやクリスマスなど季節の曲といった感じで様々なカテゴライズがなされて表示されます。お手軽に動画のBGMを用意できるのでとても便利!
直感的に操作ができ、分かりやすい
正直私がInShotをオススメする1番の理由はコレです。とにかく動画編集初心者でも直感的に操作ができるため、すぐ慣れます。指で動画のシークバーを直接動かせるので、直感的に特定の部分を選択し、字幕を入れるなりトリミングするなりBGMを流し始めるなりなんでもできちゃうわけです。このアプリは動画編集の難しさを極限まで減らし、スマートフォンでも快適に編集ができる環境を作るのに成功していると言えるでしょう。
【テキトーに動画を作ってみる】
説明だけではピンとこないと思うので、実際にどんな機能があるのか分かりやすく見せるためにテキトーに動画を作ってみました。いい動画の素材がなかったので学園祭でDJをしたときの動画をテキトーに加工してみました。
加工前の元動画
https://youtu.be/Az-bqg0lgRQ
加工後の動画
https://youtu.be/iSblttUKsjg
はい。こんな感じです。ちょっと適当すぎる編集でごめんなさい。
編集にかかった時間は約5分程度です。すごくないですか?私がこのアプリに慣れているということもあるかと思いますが、それでも簡単に編集ができるのですごく短時間で動画に色を与えることができます。
ちなみに編集した内容は
字幕追加(DJ中、Unwelcome School (MRM Remix)、突然の猫タイム)
字幕のアニメーション追加
キーフレーム打ち
字幕のフォントやボーダーの色変更
ステッカーの追加(0:07~0:09で動いてるやつと👈)
ステッカーのアニメーション追加
トランジションの追加(画面がぐるぐる回ったり激しく動いてるやつ)
動画のエフェクトの追加(グリッチノイズやRGB乱れ)
効果音の挿入(にゃ~ん)
ワイプの挿入(猫×2)
ざっとこんな感じです。この程度の編集なら慣れれば5分程度、慣れてなくても10分あればできてしまうと思います。
【まとめ】
かる~くInShotの機能や利便性について語りました。
正直私はこれを超えるスマートフォン向け動画編集ソフトは中々無いんじゃないかと思います。
もちろん、機能の多さや編集の自由度ではAdobe Premiere ProやAviutl、Wondershare Filmoraに負けると思います。
しかしこのInShotは無料で簡単に基本的な編集がしかも手元でできてしまうという素晴らしい利点があります。
「動画編集」と言われると「難しそう」と感じる人も少なくないと思いますが、騙されたと思ってこのアプリを是非使ってみてください。ほんっっっっとうに使いやすいです。使いやすいからこそユーザーからの支持もあり、高評価を維持しているのでしょう。
動画編集上級者の方などはこの記事をここまで読んで「Adobe Premiere Pro」で良くね????って思った人もいると思います。実際、プレミアが使えるならそっちを使ったほうが効率的にも良いと思います。しかしそういう人でもInShotを使う利点はあると思います。InShotとプレミアの大きな違いとして編集に使う媒体がスマートフォンかPCかという部分があります。つまり何が言いたいかというと、InShotがあればスマホで撮影した動画をすぐに編集できるのです。最近ではYoutube ShortをInShotを用いて編集している人を多く見かけます。実際字幕をつけるくらいならわざわざプレミアでやるより楽なんじゃないかと私は思います。まあ個人の意見ですが。
色々語りましたが、ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。InShotに興味を持ったら是非触ってみてください。
ちなみに今回は動画編集に焦点を当てて色々解説しましたが、InShotは普通に画像編集もできます。背景透過だったりモザイク編集だったりこっちも画像編集ソフトでできると嬉しいことがあらかたできますので興味があればそちらも是非。
ではさようならkuma:D.icon
【参考】
「InShot」の使い方を全て教えます!【図解】完全マニュアル