ヴィッパサナー瞑想(マハーシ式)
1. 概要
ヴィパッサナー瞑想(Vipassanā meditation)は、「今この瞬間に起きていることを、評価せず、ありのまま観察する」瞑想法です
目的は「心の働きを観察すること」にあります。リラックスや集中は副次的な結果であり、必須ではありません
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2. 準備
静かな場所を選ぶ
背筋を自然に伸ばして座る(椅子でも床でも可)
目は軽く閉じる、または半眼
まずは 10〜15 分から始め、慣れたら時間を伸ばす
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3. 手順
ステップ1:呼吸を観察する
目的: 呼吸を基点として「今この瞬間」に意識を置く
やり方:
1. 座った状態で背筋を自然に伸ばし、目は軽く閉じるか半眼にする
2. 呼吸をコントロールせず、自然に、ややゆっくりめの呼吸を観察する
吸う・吐くのペースは自由だが、呼吸の一つ一つを丁寧に感じられる速さが望ましい
強制的に深く吸ったり吐いたりしない
3. 呼吸の感覚を感じやすい場所に意識を置く
鼻先を通る空気の感覚
胸や腹の上下運動
4. 心の中で軽くラベリングしてもよい(必須ではない)
例:「吸っている」「吐いている」
ポイント:
呼吸は自然な流れに任せつつ、一呼吸ごとに丁寧に気づくこと
ステップ2:雑念が浮かんだとき
目的: 雑念や感情も観察対象として捉える
やり方:
1. 雑念や感情が生じても排除せず、その現象に気づく
2. 自然に収まるまで観察し、収まったら再び呼吸に意識を戻す
3. 「消そう」「戻そう」としなくてもよい。観察すること自体が目的
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4. 補足
呼吸はあくまで基点であり、観察対象は身体感覚・思考・感情・音など、あらゆる現象に広がる
雑念を排除しようとする心や欲求も、観察の対象として捉える
ラベリングは補助的手段であり、必須ではない
目的は「現象を判断せずに気づき続けること」であり、集中や無心になることではない
雑念や感情に気づくこと自体が「気づき(サティ)」であり、評価や排除は不要
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5. 終わり方
瞑想を終える前に、体全体に意識を戻す
数回深呼吸し、ゆっくりと目を開ける
瞑想の結果を気にせず、雑念や感覚に気づけたこと自体をそのまま受け入れる