米国働き方改革のプロが贈る連載コラム 第7回:リモートワークがチームを強くする
その研究を進めた結果、健全でハイパフォーマンスなチームは、共通して以下の4つの特性を持っていることが明らかになった(当然、ローパフォーマンスのチームにはこうした特性は見られなかった)。
①認識の共有:チーム内で解決すべき課題に対する認識が共有されている。また、チーム全員が、課題解決に必要なスキルを互いに持っていると確信しており、信頼し合っている。
②フルタイムオーナーの存在:何らかの活動結果やチームのミッションについて最終責任を持つ人が必ず一人存在する。
③バランスの取れたメンバー構成:チームを構成するメンバーのスペシャリティ、スキルがほどよくブレンドされている。メンバー同意の下で職務や責任範囲も明確化されている。
④明確な価値と指標:メンバー全員が、自分のチームが他にはないユニークな価値を持っていることを理解している。また、業績は、ステークホルダーやメンバーの合意に基づいて設定された、測定可能な目標によって評価されている。