枠を可視化
SATySFi で文書作成するとき,「あれ,思ったとおりにスペースが空かない」「これ本当に中央揃えになってるのか?不安だ」と感じることがあるかもしれません(特に慣れないうちは). satysfi コマンドにはそんなときのためのデバッグ用オプションがあります.
$ satysfi input.saty --debug-show-bbox --debug-show-space --debug-show-block-bbox --debug-show-block-space
--debug-show-block-spaces: 組まれた block-boxes の間のスペース(段落間スペース,行送りなど)が描画されます.
4つのオプションをつければ全情報が描画されるため,基本的にデバッグ時には全てのオプションを付ける,という運用で十分でしょう(少しゴチャッとしますが,色分けもされておりそこまで見にくくはならないはず).
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https://gyazo.com/1c0b3e26b6900d4c14e034727a81402c
何も付けずにコンパイルしたとき
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https://gyazo.com/17dc153c0b732241fccc9166b45ec613
デバッグオプションを4つ付けてコンパイルしたとき
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このように,デバッグオプションを付けてコンパイルすると
行送りが一定の長さになっていること
2段落目の単語間空白が行によって伸縮していること
などがよく分かりますね.
--debug-show-block-spaces のときに描画される緑色の三角形と長方形にはそれぞれに意味があるのですが,それはまた時間があれば追記します.