musescoreの楽譜表現
musescore上で楽譜がどのように表現されているか公式の解説をもとにまとめるsatake.icon 2020/01/19 ソース
Score
楽譜上で一番上の階層にあるオブジェクト
内包する要素
measures(小節)のリスト
これが一番重要
staves(五線)のリスト
拍子や調号、テンポのマップ
あるタイミングの拍子をすぐ取り出せるようになる
spanners(スラーやクレッシェンドといった始点、終点を保存する必要がある記号)のマップ
ページのリスト
描画系でのみ使用する
楽譜のスタイルや各種オプション
Elements
楽譜上に存在するオブジェクトだいたい全部
階層的に表される
Score->Pages->Systems->Measures->Segments->Chords->Notes->...
layout()メソッドを持ち、その要素の画面上の位置を特定できる
Measures
小節
Segmentのリストを内包する
Tick
musescore上の最小の時間単位
480 ticks == 4分音符の長さ
Track
声部
4声が2パート存在するとき、trackは8つ
Segment
楽譜上の特定のタイミングで出現する要素のリスト
同じタイミングの音符や休符等はSegmentにまとめられる
Segment内の要素には紐づくtrackが保存されている
例
2声でtrack0に全音符が1つ、track1に2分音符が2つ存在する場合
全部で2つのSegment
https://gyazo.com/e67e784a72d7400727bfa79b7f922315
Chords
あるtrackの特定のtick上に存在する単音あるいは和音
単音も「1音だけの和音」として扱われる
内包する要素
音価
音符のリスト
符尾
加線
アーティキュレーション
etc