あっぷるささきの2019年振り返り
https://gyazo.com/b903d4ca2fdca90ce3c8c61c9904870f
2019/12/31
どうもあっぷるささき.iconです。
大晦日なので今年1年を振り返っていきます。めちゃくちゃ冗長なポエムなので読みたいところだけ読むと良いと思います。ほんとにまとまってないので読まなくていいと思います。
2020/1/1追記 描いてる途中にあけおめしちゃいました。あけおめです。私は山中湖で星をみながらこのポエムを書いています。寒いです(ダブルミーニング)。
/icons/水平線.icon
内省できたアメリカ放浪
https://gyazo.com/6866a8f24e65c1bdeeab9a4adc190e12
自分よりもやばい人にたくさんあって打ちのめされたい、まじで今後自分どうしたらいいかわからんけどとりあえず色々なところで活躍してる人の話を聞きたい、みたいな動機だった気がします。(雑)
帰る日だけを決めて、それ以外の日程はほぼ何も決めずに行きました。
企業や研究機関を訪問して見たいもの見てきました。
会いたいエンジニア、デザイナー、投資家、起業家、アーティスト、研究者に会ってきました。
思ったことをそれっぽくまとめてみます。
知らない土地で一人で色々考えるのは悪くない
https://gyazo.com/f8c70f62adb4290f184214d9a465c9e7
ボストンで泊まったAirbnbの部屋。屋根裏部屋は最高だった。完全に映画の主人公の気分でした。
めちゃくちゃいろんな人に会ったんですが、とにかく毎日、平均5時間くらいは電車やバスで移動していたので、一人でいる時間が長かったです。
https://gyazo.com/97cdbddbedeb636b557b64b31dc4f51b
ボーッと車窓を眺める時間が毎日あるのは本当に良い時間でした。仕事の納期のこと、学校の課題のこと、そういうのを全部忘れて、自分はなんでここにいるんだろうな〜と考え続けることができた3ヶ月でした。とても有意義でした。
https://gyazo.com/bb98b7888e745bb871f849f9470aedad
地に足をつけて1年頑張ろうと決心できた
この頃、悩んでたことがありました。それは、「世界を変えるようなサービスを作りたい!でもプログラミング向いていない気がする...何から手をつけたらいいのやら...」ということです。
https://gyazo.com/c671c411a9f61aca59229b11269635c3
ある晴れた日の駅
私は中学の頃からプログラミングを独学で初めて、高校の時は未踏ジュニアに採択され、音楽アプリやオンラインのディベートのサービスを作ったりしていました。
しかし、未踏ジュニアに採択された他のメンバーが凄すぎて、自分はプログラミング向いてない...と思ってしまいました。自分で作ったものを人に使ってもらって、「これいいね」と言ってもらえるのは嬉しいけど、コードを書くこと自体がどうしても好きになれないというか...
https://gyazo.com/c7b57b59b400f5f600fbfa1aafc55115
Appleのオフィス前
そんな時、憧れのApple 本社で働くエンジニアJunkiさんと話す機会がありました。 あっぷるささき.icon「あの、僕、プログラミング向いてないと思うんですよね」
Junkiさん.icon「ほう」
あっぷるささき.icon「僕がプログラムを書くというよりマネジメント的なことをしたほうがいいのかなと思うのですが、そういうスキルを身につけられるところってあんまりなくて」
Junkiさん.icon「そうだね」
あっぷるささき.icon「Apple って誰がこういう機能を作るとか決めるんですか?」
Junkiさん.icon「それは、一番下で手を動かしているエンジニアやデザイナーだよ。」
あっぷるささき.icon「え!?」
Junkiさん.icon「もちろん次はiPhone〇〇を作る見たいなレベルのことはトップの人が決めるけど、内容はその下のエンジニアやデザイナーが決める。それは手を動かさないとわからないことがあるから。手を動かしてみて、これはこうしたほうがいいみたいなことがわかったりするんだよ。」
あっぷるささき.icon「なるほど...てっきり上の人から降ってきたものを作るんだと思ってました...」
Junkiさん.icon「あと、トップで大きな指示をしている人も、基本的には元エンジニアやデザイナーで長年やってきた人がやっている。手の動かし方がわからないと指示出来ないもんね。」
あっぷるささき.icon「確かに... 近道なんてないんですね。なんかやっと気づきました。日本に帰って大学入ったら地に足をつけて手を動かしていこうと思います。」
ほんとに気づかされました。
https://gyazo.com/3f371b06098aeb0d8c903a9d311b8dd7
悩んで何も手を動かさなかった留学期間中
↓
https://gyazo.com/0f2c1a09aa1d61319785f8141babd61b
日本に帰ってきて5月あたりから手を動かし始めた(スカスカとかいうな)
5月ごろに面白いサービスを思いついて、なんとかちゃんと動くサービスをひっそりとリリースすることができました(詳細は後述にて)。
自分が疎い分野について知りたければ、その最先端の場所に行くべき
https://gyazo.com/00f3beaff286ef9336fb71b07214843b
ニューヨークで会ったスプツニ子氏
HCI(ヒューマンコンピュータインタラクション)の分野に疎かったのでその最先端であるMIT Media Labに訪問したり、アートなんもわからん、でも興味ある、ということでニューヨークにいったりと、とにかく専門外のところに飛び込むことを意識しました。近い分野の人はどうせいつか会うかもしれないけど、遠い分野の人は自分から飛び込まないと会えません。
Media Lab では、それまでなかなか興味の持てなかったハードウェアに関心を持つことができました。自分はずっとソフトウェアしかやってきてない人間やん...と思っていましたが、案内していただいた研究員のKen Nakgakiさんも大学に入ってからプログラミングやハードウェアいじりもやるようになったと聞き、自分も今からでも遅くない!と思えました。本当にありがとうございます。 ニューヨークでは、映像作家の方や、アーティストの方にたくさん会うことができました。アートと街、アートと産業が密接に関わる地域ならではの話を聞いたり、実際に作品を制作している現場を訪ねることができました。スタジオを案内していただいた薄紫さん、ホームパーティに誘っていただいたNobuさん、ありがとうございます。 https://gyazo.com/7a79f0c837b65117b72a98204a5998d7
ハードウェアとアートは自分にとってずっと弱いと思っていた分野でしたが、最先端の現場に足を運び、知ることで、自分にとって身近なものとすることができました。
実際に、日本に帰って大学に入ってから、簡単な自宅用のスマートロックのシステムを作ったり、ハードウェアを作ったアート作品も気がづいたら作ってました。
以下放浪の思い出写真
https://gyazo.com/274aa5f7ee5e83dc6d2814f78704c7c0 https://gyazo.com/d324dce3e23deb76a8a58b282304c61a
https://gyazo.com/a1fe4e5b58354fdb016192f204d93a55
ラスベガスのCESで仲良くなった人たち
https://gyazo.com/84c8c72a7fb6a817a4cd200b157d2c97 https://gyazo.com/83c5437e385e86beefcdda55f7f014ae
ニューヨークのAirbnbで仲良くなった韓国からきた親子
https://gyazo.com/771afd624b04bfe368f8c9dcd079e028
ベイエリアの移動を車で送ってくれたはとねさん
https://gyazo.com/1f261827d395df6910c05e3b060570e9
ニューヨークのエンジニアもくもく会
https://gyazo.com/4a34fd07f67a1b6dfaee143afbd66ae5
MIT Media Labのハッカソン
https://gyazo.com/82da5c861f71b73af5eafa7eb4284d92
ラスベガスのでっかいタワーの上で仲良くなった日本人のおじさん
https://gyazo.com/e74f36b1dd5abfa1995616afa5623cc4
Airbnbのホストの人。一緒にハンバーガー食べたり、空港まで送ってくれた。めちゃ優しい。
https://gyazo.com/a4068e813af3d8788f477045b3d80c2f
ラスベガスのレッドキャニオン(一人で三脚立てて撮ってます)
放浪は、ここには載せ切れないほどめちゃくちゃたくさんの方にお世話になりました。
超たくさんの方に御馳走していただいたり、居候させてもらったり、、、
bouncyの方々も素晴らしいきっかけを作ってくださりありがとうございました。(最近記事書けてなくてすみません...)
帰国後、やっとはじめた、地に足をつけた開発
帰国後、慶應義塾大学環境情報学部(SFC)に入学、ユーザーインターフェイスの研究会、増井研に入りました。iPhoneのフリック入力を開発した増井俊之教授の元で、何か面白いものを作ろう!と思っていました。ここ数年、私が取り組んでいるテーマとして、「インターネットの世界でどのようにしたら偶発的な出会い(セレンディピティ )を生み出せるか」とういうものがあります。詳しくはSFCの入試の時の志望理由書をご覧ください。 特に最近は、どうしたら自分の興味の外にある音楽に興味を持てるようになるだろう?みたいなことをずっと考えていました。
入学してから2ヶ月目、5月頃に、色々考えていたら良さげアイデアが降ってきました。
YouTubeとラジオを組み合わせれば、誰でも曲紹介ができるんじゃね?というものです。
最初はScrapDJという名前でプロジェクトを始めました。
Junkiさんに言われた通り、頑張ってコードを書いて開発することにしました。
思いついてから2週間くらいほとんど寝ずにコードを書き、プロトタイプを作りました。
https://www.youtube.com/watch?v=ACF4LUUajrM
これを、夏休みあたりまでベータ版として大学の友達に利用してもらいました。
10人くらいの人に配信してもらって、数百人に聞いてもらって、割と良い反応をもらえて、これはいけるなーという手応えを感じることができました。
未踏ジュニアでお世話になったグノシーの共同創業者の関さんに見せたところ、滅多に褒めない(未踏ジュニア採択中は褒めてもらったことがほぼない)関さんが、珍しく、 「お、いいじゃん。」と言ってくださりました。
これは割と嬉しかったです。
関さん.icon「アイデア自体も良いけど、とにかく色んな人に使ってもらえてるところが良い。世の中には作ったけど誰にも使われていないものがたくさんある。まず使ってもらえてる人がいるってのはすごいことだよ。」
あっぷるささき.icon「嬉しいです、さらに色々な人に使ってもらえるよう開発していきます!」
それから数ヶ月後、またきました。
あっぷるささき.icon「やっぱり開発したくない〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
理由としては
モダンに開発するとかよくわらかない(最先端の技術についてけない)
なんで私が呪文を唱えなければいけないのだ
もうお金集めて開発してもらったほうがいいんじゃね
クソみたいな理由なのはわかっているんですが...
そして色々悩んだ挙句関さんにまた相談したところ
関さん.icon「ビジネスをしたいならはじめてもいいけど、それはそれで自分のやりたいことができなくなることもあるよ。〜〜(理由略」
あっぷるささき.icon「なるほど...」
関さん.icon「佐々木くんはまだコード書けるよ。」
あっぷるささき.icon「がんばります!!!!」
https://gyazo.com/6d9970ef88fa2c685ab63b5cff88a3cd
ORF2019のささき
そして私はモダンに書くことを決心しました。
UdemyでVue.js, Nuxt.js, 入門の映像授業を買い、数週間格闘した結果、なんかサクサク作れるようになった。あんだけ嫌がってた自分はなんだったんだろうというくらい。なんなら、最近開発楽しい。
そしてやっと最近、ひっそりとポケキャスという名前でリニューアルリリースしました。 このページをみていただけるとわかるように、動画を紹介しながら語れる、最強のサービスになってます。(今後さらに最強で最高になる予定です) https://gyazo.com/12deb7c07b77ebf7b86d81fda20ce9b3
増井研最高の夏合宿2019
ここまで来るには、研究会の増井さんや先輩方を初め、周りの友達や家族にめちゃくちゃお世話になりました。本当にありがとうございます。
まとまったような気もするし、そうじゃない気もするのですが、Macのバッテリーがもうないので、これで終わりにします。(雑)
2019年はやっと地に足がついたので、2020年も地に足をつけて走って行こうと思います。
皆さんの2020年も良い年となりますように。