「批評」に対する世論
個人的な結論sanokazuya0306.icon
批評はどうやっても作品/制作を上回ることができない
批評家はアーティストを上回ることはできない
批評は作品の二次創作でしかないから
VJがDJや音楽パフォーマンスを(特殊な場を除き)上回れないことと同じ
ただし批評が必要な場面はある
批評があることでシーンが活性化するということは確かにある
地方では批評がなさすぎてアーティストのフィードバックがないという課題はある
しかし作品がないのに批評があってシーンが活性化するということはありえない
そのことをわきまえず、「二次創作は一次創作と同様にえらい」ということはありえない(批判されがち)
最終的には「自分が一次創作である」という姿勢の問題である
一次創作になる姿勢/なろうとしない姿勢というのは傍目にわかるものである
一次創作になる姿勢:「何か目指すこと・実現したいものがある」「絶対できると信じている」「責任は自分で取る」「レスが早い」「こだわり・一貫性がある」
一次創作になろうとしない姿勢の例:「目的ではなく人や現象にこだわりがある」「自信のなさそうな発言」「エクスキューズ」「主張がない・薄い」
仕事でも一緒すぎて自分に刺さってますsanokazuya0306.icon
二次創作として必要なスキルや上手さはあり、必要とされる場面では意味をなすが、大概供給過多
通常二次創作であるものを「むしろそれがメインのものである/一次創作である」とする場をつくることは可能
cf. MUTEK, VJ概論, メイカーフェア?, 美術手帖?批評論壇?
ジャンルが確立された結果、従来二次創作であったものが一次創作(に近い存在)になることもある
cf. 広告、ミュージックビデオ、ウェブクリエイティブ、VJなど
姿勢から新しいジャンルを(結果的に)生み出して突き抜けてしまう人もいるし、時代の流れで新しいジャンルが生まれることもある
でもその根源は「自分が一次創作である」という姿勢の問題
ナチュラルにそういう姿勢がある人はわざわざそういうことを言ったり考えたりしない
とはいえそういう人間は特殊なので、そうでないことに引け目を感じる必要はないとは思うsanokazuya0306.icon
見たもの
音楽界隈は「作る音楽は良いけど人間性はクズだよね」みたいな人が多い中、音楽を作ってすら居ないのに専門家ぶって飯食ってる人間は『クズ系ミュージシャンからミュージシャン成分を除いた汚物』ぐらいの認識だったけど、レコード万引きおじさんのおかげで持論がだいぶ補強された感ある。
反論
ある音楽批評家は「音楽家は楽器も作れないのに楽器を弾いて音楽作ってるだけだとは叩かれないが、音楽批評家は音楽も作ってないのに音楽レビューを書いているだけだと叩かれる。表現は他の表現に依存して起こるものであり音楽批評もそれ自体表現である。」(大意)と言ってました。→
その反論
私は音楽批評家を否定しませんが、その批評家の発言は間違っています。 音楽家は楽器の批評を音楽で表現している訳ではありません。また、製品の批評と作品の批評は社会的に等しい行為とは言えません。手紙を書く時に「このペンは嫌」と言うのと手紙を読んで「この内容はダメ」と発言するのでは全く異なりますから。