お兄ちゃんはおしまい!第4話の心理的な描写とデフォルメ表現のリンクについての考察
まず初めにこれは一個人が勝手に受け取り、考察したものであって公式の見解、意図とはなんら関係のないものである
今年の1月28日に書いていたメモからコピペ・一部加筆
4話における演出に過度なデフォルメ表現があると感じて、それの意図が感じられるようなシーン(とくにまひろの部屋にもみじがやってくるところ)女の子になったことに対する不安やそれに伴う今までの能力の欠如、従来のものとはまた違ったコミュニケーション能力の問題、それらの事柄からもみじに対して弱い立場のスタンスを取ることが多くなっていたがその時にまひろはかなりデフォルメの描写がされており、頭身が低く見えるような印象を与えていた。それに対し、このシーンでのもみじの頭身は変更されておらずデフォルメされたまひろとの対比で大人っぽく強い立場の印象を与えていた。本来であればまひろの方が年上で強い立場であるはずが、女の子になったことで妹はおろか現在の自分の容姿に似ている女の子にまで弱くなるというのが、単なる肉体的な変化や趣向の変化のみならず女の子になったまひろの社会的な変化の様子を伝えるものになっている。(これは3話でのかえでの訪問やショッピングのシーンからも見て取れる)
まひろに対してもみじの落ち影が大きなシルエットでかぶさることからもその描写は見て取れる
気がしまぁす。
普段あまりアニメを観たりすることが少ないので『おにまい』を例にしたが他の漫画・アニメ(特に日常系)でもこういった演出って普遍的なものなのかは気になる。ただなんというかここまで過剰にやっていたのはビックリしていたのでメモにしていたということ......