Raspberry Piでスーパーコンピュータをつくろう!
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Carlos R. Morrison著 齊藤 哲哉訳
ISBN: 978-4-320-12437-0
2,700円(税込)
2018年8月28日 発売
2022年4月25日 2刷
目次
第I部 スーパーコンピュータへようこそ
第1章 スーパーコンピュータを始めよう
1.1 フォン・ノイマン型アーキテクチャ
1.2 フリンの古典的な分類法
1.3 歴史的な観点
1.3.1 スーパーコンピュータの進化
1.3.2 スーパーコンピュータの速度向上
1.4 逐次計算と並列計算
1.4.1 逐次計算手法
1.4.2 並列計算手法
1.5 処理速度向上の必要性
1.6 処理速度に関するさらなる分析的観点
1.7 役に立つ情報源
1.8 まとめ
第2章 1ノードのスーパーコンピュータ
2.1 Linuxのインストール
2.2 PCのプロセッサ
2.3 プロセッサの技術的詳細にアクセスする
2.4 逐次版πコードを書いて実行する
2.5 メッセージパッシングインターフェース
2.5.1 基本のMPIコード
2.5.2 MPI版πコード
2.5.3 重要なMPIループ構造
2.5.4 MPI版オイラーコード
2.5.5 MPI版ライプニッツコード
2.5.6 MPI版ニーラカンタコード
2.6 まとめ
第II部 Piスーパーコンピュータの構築
第3章 最初の2ノードを準備する
3.1 部品一覧
3.2 Pi2/Pi3コンピュータ
3.3 プロジェクト概要
3.4 山積みの部品
3.5 マスターノードの準備
3.6 コードの転送
3.7 スレーブノードの準備
3.8 まとめ
第4章 固定IPアドレスとhostsファイルを設定する
4.1 マスターPiの固定IPアドレスを設定する
4.2 ネットワークスイッチで固定IPアドレスを設定する
4.3 hostsファイルを設定する
4.4 まとめ
第5章 すべてのノードに共通のユーザーを作る
5.1 すべてのノードに新規ユーザーを追加する
5.2 認証鍵の生成
5.3 認証鍵の転送
5.4 まとめ
第6章 マスターノード上にマウント可能なディレクトリを作る
6.1 スレーブにエクスポートするディレクトリを作成する
6.2 スレーブにディレクトリをエクスポートする
6.3 エクスポートされたディレクトリを手動でマウントする
6.4 エクスポートしたディレクトリにあるMPIプログラムを実行する
6.5 まとめ
第7章 8ノードを設定する
7.1 ディレクトリのマウントを自動化する
7.2 すべてのノードでhostsファイルを設定する
7.3 残りのスレーブ用SDカードを準備する
7.3.1 残りのスレーブ用SDカードを初期化する
7.3.2 PCのディレクトリにスレーブ1のSDカードイメージをコピーする
7.3.3 スレーブ1のイメージを残りのスレーブ用SDカードにコピーする
7.4 残りのスレーブを設定する
7.5 まとめ
第8章 スーパークラスタを試す
8.1 mpiexec -Hコマンドを使いこなす
8.2 Pi2スーパーコンピューティング
8.3 Pi3スーパーコンピューティング
8.4 便利なbashファイルの作成と実行
8.5 制限を解除する
8.6 まとめ
第III部 実世界のアプリケーション
第9章 実世界の数学アプリケーション
9.1 MPI版sine(x)のテイラー級数
9.2 MPI版cosine(x)のテイラー級数
9.3 MPI版tangent(x)のテイラー級数
9.4 MPI版ln(x)のテイラー級数
9.5 まとめ
第10章 実世界の物理アプリケーション
10.1 MPI版並行波動方程式とコード
10.2 まとめ
第11章 実世界の工学アプリケーション
11.1 MPI版のこぎり波信号のフーリエ級数
11.2 まとめ
付録
著者と査読者について
訳者あとがき
索引
正誤表
初版1刷
183ページ 「訳者の部品一覧」に掲載しているAnker Power Port 10の発火報告について(2019年6月21日新規追加)
2019年6月21日付けでAnker Japanより『Anker PowerPort 10』に関するSNSでの発火報告についてというお知らせが掲載されています。原因究明中とのことですので,念のためご注意ください。
2019年12月11日付けで調査報告が追記されています。
Ankerのページ()がなくなっているので,詳細は以下をご確認ください(2023年12月12日(火)追記) 「分析結果として、MOSFET駆動回路に関わるはんだ付の接合不良が高熱発生の原因と突き止められ、Ankerグループ全体で製造品質の向上に向けて継続的な改善に取り組む中で、はんだ付の接合不良については自動光学検査装置 (AOI) の導入により既に製造ライン上での検知が可能となっているそうです。」
「なお、この事象に起因すると認められる不具合の報告は、今回の件のみとされています。」
51ページ図3.7のと183ページでHPE社OfficeConnectの型番がそれぞれJG536AとJG537Aになっている(2019年10月23日新規追加)
どちらもOfficeConnect 1910 8ポートですが,原著で使用しているJG536AはPoE機能が搭載されていない型です。訳者が購入するときにJG536Aが売っておらず,PoE機能が搭載されたJG537Aを購入したため型番が異なっています。
HPE社OfficeConnect 1910 8ポートが手に入らない(2019年10月23日新規追加)
本書の内容を試してみるくらいの程度の計算であれば,普通のスイッチングハブで良いと思います。
初版2刷
参考