認知科学
情報処理の観点から、生体の知の働きや性質を研究する
古典的な認知科学では、コンピュータサイエンスの影響を受けた歴史的経緯から
・表象主義
・計算主義
・記号主義
がとられるが、特に心理学者との交流において、ヒューリスティクスのような言語化しにくい知識の存在、論理的合理性から 生態学的合理性、潜在的な認知の議論により、この前提は疑問視される。
表象を構成するための長期記憶はそれほど固定的ではなく、断片的で構成的なものであり(構成的理念)、行動経済学などが示すように意思決定は状況に依存したものである。またアクターネットワーク理論も示すように、身体性や社会性のような環境との相互作用の中に人間は存在しているために表象主義が批判されるというのは、カント的な超越論的な哲学がポストモダン以降脱構築され始めているのと平行関係にある気がする。