帝国の構造
世界史の構造、トランスクリティーク、世界共和国へ、哲学の起源などを経た柄谷行人における国家論の集大成。
文庫版では佐藤優との対談が掲載されている。
ここでは、間主観性を議論しながらも最終的には「未来の正義」を語ろうとするマルクス主義者の廣松渉や革マル派の黒田寛一とは違い、国家=ネーション=資本の揚棄という具体的な問題を探究した点で日本の哲学者の中で突出していると評価される。