大学とは何か
日本の大学の後発性とその今にまで残る影響をここぞと迄に分析した本である。
そもそも大学というのは、「交換様式D」的なものとして、ヨーロッパ封建社会の国家ー資本による支配から逃れたオアシス的な場として成立したものであるが、そのような経緯は日本においては存在しない。明治維新の時に富国強兵の号令と共に慌てて導入していったものだから、他国と比較するとたくさんの歪みが生じているのだということを示してみせる。
・都市の自由、大学の自由
・国民国家と大学の再生
アメリカの南部、南北戦争の敗者をモデルにした大学である。
南原繁などが駒場を「学問の脱植民地主義」的なものとして捉えていたわけである。 グローバリゼーションの波が押し寄せ、「国民国家的な」大学
筆者は