入試のシステムについて考える
日米学生会議の議論の題に上がったのもあって少し気になっていたので、書いてみよう。 しかし宇沢が痛快で勇気があるのは、そのような日本が結局は大学をリベラルアーツの府にしてこなかったことを抉るように批判しているほうにある。宇沢にとっての大学は端的にいうのなら、“Idle Curiosity”(好奇心)と“Instinct Workmanship”(職人気質)が育まれるべきところなのである。ソースティン・ウェブレンが掲げた看板だ。しかるに日本の大学は、これをすっかりおじゃんにしてしまうような共通一時試験やセンター試験をしてしまった。宇沢はセンター試験の問題はことごとく「腐っている」と指摘する。晩年の宇沢がそんな大学の現状にそうとうがっかりしていたことは、ぼくの耳にもいろいろ伝わってきた。 ・それぞれの問題については結構よく練られているような感触はある。
・好奇心を削いでしまう可能性があるとするならばーー