*(計実) 第8回 まとめと今後の案内
◆0.はじめに
◎出席: 今日のrespon:締切は15時
https://gyazo.com/17d6991df7623a1568bf7dbc19146350
1. 教室番号/参加場所:対面はPC番号/OLは参加場所
2. 今日のキーワード
3. 計算機実習1の満足度
4. 計算機実習1の感想:成績には無関係
★今回の内容
code: 目次
1. 第6回課題の模範解答
2. 実技テストの解説と講評
3. 今後の見通し
4. 今後のPC活用で大切なこと
5. 計算機実習2の準備(宿題)
では最後の実習を始めましょう.
◆1. 第6回の模範解答
前回はテストで Python どころではなかったかも知れない.以下に第6回の模範解答を示しておく.
後期 計算機実習2のためにも,ぜひ復習しておくこと.
◆2. 実技テストの解説と講評
口頭にて,実技テストの解説と講評を行う.
自分のことだと思って理解しつつ聞くこと.
◆3. 今後の見通し
情報基礎,計算機実習1を通して,かなり早足で学習してきた. 特にUnixやPythonは初めての内容で,ものすごく大変だと感じたかもしれない.しかし,それぞれに重要な意味があることを再度確認したい.
★情報基礎の内容は,次のように重要である.
1. 社会人としてはごく当たり前の知識とスキルである
2. 今後研究室に配属されて研究するのにも必要である
★Unixについては,次のような点が大切.
1. OSはGUIだけではない.CUIで直接コマンドを打ち込むのが本来のコンピュータの姿でもある.またコマンドやそのオプションを使いこなすことで,処理できることが広がる
2. 今後の計算系実習・情報系講義や通信実験などで利用する
3. 実社会においてUnixは様々なシステムのバックボーンとして稼働している.これをメンテナンスしたりコンテンツを更新する際には, Unixの知識とスキルは必須だと言える
★そして,プログラミングの必要性としては次の点が挙げられる.
1.「こんなことを実現したい」というアイデアを具体的に実現する手順を考案する訓練になる
2. 論理(ロジック)に強くなる.複雑な理論も巨大システムも一つ一つの小さな論理の積み方ねと思えば理解できるようになる.論理の力は他分野の学習や実験・研究の論文作成にも役立つ
3. 自作プログラムが稼働すれば嬉しい.それは小さな成功体験の積み重ねになる
4. 現代の世界はネットワークシステムで動いている.それを支えるのが一つ一つのプログラム.あなたのプログラムが明日の世界を変えるかもしれない
後期セメスターからは「計算機実習2」としてPythonを使ったプログラミングの本格的な実習が始まる.
※この準備については後述する
今後は,PCの操作や管理を当たり前にように,スムーズにやれることが求められる.現在,コンピュータに苦手意識を持っている人はまず,タッチタイピングをマスターするところから始めよう.
次節ではPCの活用についてもう少し具体的に考える.
◆4. 今後のPC活用で大切なこと
これについては,情報基礎で紹介したことが重要.ぜひ読み直すこと.
a. キーボードショートカット
b. タッチタイピング
c. 仮想デスクトップ
これらをマスターし,スムーズに活用すれば作業効率が何十倍にもなる.
本実習サイトにもキーボード練習のノートを再度掲載しておく.
目標:間違えずに100文字/分,できれば200文字/分
期限:今年度中 → やれたらぜひ藤井・小堀にお知らせを!
その他:参考文献等
Linuxについては,コマンドラインでの操作を今後も学習してほしい.以下の書籍はコマンドラインの練習だけでなく,Linuxのしくみ,活用や発展について,わかりやすく項目立ててある.持っておいて損はない.中の「ノック(練習問題)」にチャレンジすれば,Linux/Unixをもっと理解できるようになるだろう.お薦め.
Pythonについては非常に沢山の入門本がででいる.後期 計算機実習2でも別途推奨されるだろうが,ここでは藤井推薦の1冊を紹介しておく.いわゆる絵解き本だが,後からも見返したり参照したり,学習の初期にはかなり重宝する.お薦め.
https://gyazo.com/13f91da339b54ba1e928d26843b1ba91 https://gyazo.com/8eca88a62a57d2f03354667112e0b4cc
コマンドラインについて.今後は実習や授業の中で,Ubuntu / MacOSのターミナルを使う機会は少なくなると思うが,コマンドラインは強い. ← いろいろな意味で
特に,Windows/MacOSというGUI中心のOSの中からUnixが使えるというのは,大きな利便性がある.(OSの中で別OSを動かす仮想技術が普及したのはこの20年ほど)
実習の中で何度も述べた通り,コマンドライン入力は,GUIよりも一括処理に向いており,さらにコマンドのオプションによって細かく調整ができるため「痒い所に手が届く」のだ.
※実際,藤井はTeamsへの一括ユーザ登録の前処理や,複数ファイルを対象に文字検索をする際にはUbuntuを呼び出してスクリプトを作って実行している
日々のPC活用の中で,ターミナル+コマンド入力も,使う機会は必ずある.忘れずに活用しよう.
◆5. 計算機実習2の準備(宿題)
◎紹介と登録
後期の計算機実習2は主担当を植村 渉 准教授に交代する.副担当は引き続き藤井が担当.
以下,植村先生からのメッセージである.
「まずは Teamsの科目チャネルに自力で登録すると共に,Teamsでの通知をフォローしてください.実習に関する指示は,Teams上でアナウンスします.特に,一回目の講義のページは,早い内に公開する予定ですので,見逃さないように気をつけて下さい.
また,今期は紙の教科書が廃版になっていて手に入れるのが難しいため,大学の本屋(丸善)には電子版を取り扱ってもらう予定です.これの使い方(購入方法)に関しても,Teamsでアナウンスします.」
Teams計算機実習2チームへ,以下のコードでアクセスして自分で登録すること.(履修登録手続きとは別)
チーム名: 科目 計算機実習2U51Y323 後期 金1 植村 渉
チームコード: 7q08uj2
★ すぐ登録すること.実習が始まるのは3Q(後期)だが,先生からのアナウンスは早くから始まる.
◎PCでの準備
計算機実習2では推奨環境として,VS Codeというエディタを使ってPythonの学習を進める.
以下の記事にVS Codeのインストールと設定についてまとめたので,読んで,あらかじめ作業しておくとよいだろう.
が,あくまでも使うツールは自由.VS Code以外にもエディタはあるし,本実習で使った,WSL + Ubuntuでも実習に対応は可能(上のノートでも紹介してある).
ただし,VS Codeも含めて,今後は自分で環境を設定・調整する責任があるということは忘れずに.
以上.
◆4月から約4か月,お疲れ様でした.
2023/8/3 by KOBORI Satoshi, FUJII Daisuke
[理系なら知っておくべき美しい数式08]:
$ nを3以上の整数とする時,
$ x^n + y^n = z^n を満たす正の整数 x,y,z の組は存在しない