20.B 2つ目のゴール
◆2つ目の課題
探し当てた通信条件通りに通信されているかを確かめる
a. 伝送波形を直接観測・測定してデータを取り,条件と比較:オシロスコープ
b. 伝囃波形の論理状態測定:ロジックアナライザ
※どちらでも両方でも構わない
また,発展的な思考実験として通信条件を変更する等の課題も例示される.
これらをレポートにまとめるためには……
検証のためのプラン (方針)
やった手順
得られたデータ&グラフ
結果の評価
大切なのは……
◆しっかり方針を話し合う!(1)プラン
まずは以下について検討しよう.
A. 通信条件の各パラメータを回線上で確認するには?
B.「十分に検証する」とは具体的にどういうことか.ゴールは?
C. 与えられたツールは何か.それを使って何ができるか?
D. 報告書の読み手=上司に理解させるにはどのデータをどうまとめればいい?
◆しっかり方針を話し合う!(2)検証方法
検証方法を自由に検討する.
ただし,与えられた環境には制約がある.用意された測定系は 2 つ.
(A) 連続文字を送出してオシロスコープで観測 ⇒ なにが確認できる?
(B) 任意文字列を送出してラインモニタで記録 ⇒ なにが確認できる?
どの測定系を利用するか(または両方をつかうか),グループで検討し,方針に合わせて決める.
◆しっかり方針を話し合う!(3)注意事項
少しやってみてから最終方針を決めるのもアリ
とにかく「目的」をはっきりさせる!
なんのためにその測定装置を使うの?
特に 送出文字に注意!
← 「なぜその文字」か説明できる?
「たまたまその文字だった」はX!
← 例外があったらどうするの?
→ でも全部の文字を試す時間はない!
→ だったらどうする?
ヒント:ビット列の特徴で考えてみる
◆重要!測定は複数人で複数回!
観測・測定・計測は複数回取得
さらに測定者を変えて複数回取る.
各自担当を記録 → レポートに明記
複数のデータを突き合わせ,最も精度がよいものを採用
異常値・異常データは考察対象に
◆重要!プロセスの記録!
うまくいったデータだけでは本テーマのレポートは書けない!
失敗も含めて,なんのつもりで何をやり,どうなったかの記録が大事
プロセスこそが「実際にやったこと」の証!
→ Only Oneのレポートに!
◆重要!主課題をクリアしたのか?
やったことは記録できているとしても,それを「評価」しないと,レポートに繋がらない.
最初に要求された課題に自分たちは答えられたのかどうか?
→ 班でしっかり話し合うこと.
2023/9/14