310 LC直列回路の周波数特性
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理論背景と目的
目的と概要は第3章「LC直列回路の$ Q, f_0, \Delta fを測る」(p.11~)を参照.
理論はテキスト付録 B「直列共振回路の基礎知識」(p.27~) を参照.
理解しにくい事柄は参考書やWeb等で調べて下さい.
LC回路のf特でなにがわかるか?
共振周波数$ f_0 とそこでの最大振幅値=$ Q_0 測定
$ Q_0から共振の半値全幅$ \Delta f_{(e)}を推定
インダクタンス$ L を算出
半値全幅$ \Delta f_{(m)}を測定
$ \Delta f_{(m)}からもうひとつの$ Q_0算出
実験装置
実験回路と測定条件はテキスト p.11 図3.1参照.
測定するべき値も p.11参照.
回路の構成はテキスト p.13 「準備注意」 ) を参照.
回路構成について,動画を見て下さい.
実験手順
手順はテキストp.14 【実習課題 4-5】を参照.
測定の様子を動画で見て下さい.
測定データ
以下に数種類の測定データを挙げます.
※過去に測定した先輩方のデータです.
どれか一つを参照にしてグラフ化し,考察してください. ▶▶ テキストp.14【実習課題4-5】参照
※「位相」については今回は考えなくても大丈夫です.ですが,とてもおもしろい現象なので,余裕があればテキストを読んで検討してください.(以下のデータには一部,位相のデータも含まれているものがあります)
レポートにはどのデータを参考にしたかを明記してください.
※グラフはデータ中のものを参考にして,自分で描いて下さい.
データ中のグラフには間違いが含まれているものもあります.
データ(C)の拡大図は式の間違いによりグラフも間違えいます.
ほかにも,自分でやってみたらデータのグラフとは異なるかも知れません.
よく確認して,自分で判断してください.
手書きをスキャン/写メでもExcelでも構いません.
Excel,Calcでのグラフの描き方は,検索すればたくさん出ています.
(1年生の計算機実習Iでもやりましたね)
算出課題
【検討課題4-2】(p.14)を読んで$ Q_{0(m)}を算出してください.
※$ Q_{0(m)}:計測した半値幅と計測した共振周波数からの$ Q_0
考察:データや算出値を眺め,一つのことを深く考えて下さい.
テキストp.15【まとめ】【考察】を読み,考えて書いて下さい.
計測した値,算出した値の誤差について考える
$ R, C, Lの値を変えたら何がどう変化するか考えてみる?
$ Q値を大幅に向上させる具体的な方策は?
$ Q値を利用した実用的な回路は?
※この実験の結果・考察は,本テーマの主課題の答えではありません.
本テーマの主課題にどう答えるのかは,自分で考えて下さい.
◆関連実験