現代ソビエトSF短篇集
ハヤカワ・SF・シリーズ 絶版
概要
1973年から84年にかけて断続的に刊行された”現代ソビエトSF”のアンソロジー。
ファーストコンタクトものの傑作「宇宙翔けるもの」を収録しており一読の価値あり。
いまもっとも注目を集める中国SFと合わせて、共産圏の古典SFに触れるならば避けて通れぬシリーズです。
「もはや”現代ソビエト”という文言自体がSFなのでは」という見解もある。
収録作
『宇宙翔けるもの』
ゲオルギー・グレーウィッチ「創造の第一日」
ストルガツキー兄弟「六本のマッチ」
I・ロソホワスキー「砂漠の出会い」
ワレンチナ・ジュラヴリョーワ「宇宙船ポリュス号の船長」
アレクサンドル・コルパコフ「宇宙の漂泊者」
ウラジーミル・サフチェンコ「プロクシマ目指して」
アナトリイ・ドニェプロフ「むらさきの女」
イワン・エフレーモフ「宇宙翔けるもの」
『竜座の暗黒星』
アナトリイ・ドニェプロフ「かにが島を行く」
ゲオルギー・グレーウィッチ「竜座の暗黒星」
ウラジーミル・サフチェンコ「ベルン教授のめざめ」
ストルガツキー兄弟「さすらいの旅をつづける者たちについて」
イリヤ・ワルシャフスキー「宇宙で」
ア・ポレシチューク「ホメーロスの秘密」
ミハイル・エムツェフ、エメレイ・パルノフ「雪つぶて」
セーヴェル・ガンソフスキー「湾の主」
『アトランティス創造』
ストルガツキー兄弟「非常事態」
イワン・エフレーモフ「ギリシャの謎」
ワレンチナ・ジュラヴリョーワ「アトランティス創造」
ウラドレン・バフノフ「《オー!》にご注意」
アナトリイ・ドニェプロフ「川のつきるところ」
アリアドナ・グロモワ「別荘の客」
ウラジミール・グーセンコフ「迷路」
ウラジミール・ミハイロフ「ヤペトの邂逅」
イリヤ・ワルシャフスキー「深夜の銀行強盗」
ドミトリイ・ビレンキン「生命の圧力」
アレクセイ・アドミラリスキー「天才」
#アンソロジー #ソビエトSF