解像度の高め方
解像度 = 深さ * 広さ* 構造化 * 時間
深さについて
課題の表面で判断せず、真なる原因を探るべき
顧客の意見ではなく事実を聞く
顧客がほしいものが本当に顧客がほしいものとは限らない
顧客自身の解像度が低いため
事実をもとに、真なるところを探す
深さレベルは7くらいまで深堀りを進めるべき
適宜調査なりを駆使しつつ
深さレベル2とかまでは、とにかく情報量を増やして全体観を知るべき
事実 → 洞察をwhy so ?を繰り返すことで行い、深さレベルを上げる
ひたすら文章に書いて、精緻化する
文章化によって、不透明な部分が明らかになったりする
広さについて
前提を疑う(ゼロベース思考)
そもそも〇〇
いくつか問いのパターンを持つと良い
視座を変える
視座をあげれば広く見えるが細かいとこは見えにくくなるし
視座をさげれば細かいとこが見えやすくなるが、全体観がわかりにくくなる
自分より2レイヤー上のポジションの人間の視座になってみると良い
体験してみるのも良い
レンズをいっぱいもつ
同じ事実も、レンズ(自分が持ってる理論、視点)を変えることで、見え方が変わる
理論厨になる
深堀りするべき箇所の再考
構造について
切り口をもって、分類し、重要なものを見極める
分ける → 比べる → 関係づける → 省く
「分ける」は目的にあった分け方をする
「比べる」は同じ抽象度同士で比較する
更に、重要度(影響度)が高いものを見極める
「 関係づける 」は、共通項を考えてグルーピングしたりしてつながりを見出す
「省く」は、目的に応じていらないものを捨てたり粗くしたりすること
時間について
時間の流れを意識する
課題は時間とともに移ろう
歴史を振り返る
全体をステップ(工程)にわけて、どこのステップに闇が混じってるかを考えたりする
= 時間が切り口となっている
ボトルネックが全体のどこにあるかを考える
パフォーマンスチューニングとかと同じだ
時間に関わらず、全体を段階分けして、どこにボトルネックがあるかを探すアプローチは良さそう
各段階で何が問題で何が問題じゃないのか。何が事実なのか。そもそも問題はその段階に存在しているのか。
解像度の上げかた
情報を得る → 思考する → 行動する のサイクルを早く回す
なので、何事においてもMVPを早く出すことは↑のサイクルを早く回すことに貢献するので、積極的にやるべき
実装方針だけ早く共有するとか
進捗だけ早く共有するとか
大枠だけ早く共有するとか
粘り強く時間をかけ続ける
とりあえずまずは型に沿ってやってみる
課題について
取り組む課題の選び方
課題の大きさが大きい
課題の大きさ = 課題の強度 * 課題の頻度
課題の強度 = 課題が起きた時の痛み
課題の頻度 = SSIA
合理的なコストで現実的に解決しうる
課題の取り組み方
課題を分割して小さくして、一番クリティカルなものから取り組む
解決策について
深さ
課題の大きさ以上の便益は得られない
最低限どこまでできていればOK(どこまで課題を解決できていればOK)を決める
先にプレスリリース的な感じで完成後の状態を細かく詳細に書いておくと、解決策と、その背景にある課題の深みが増す
how(どうやって?)を繰り返して深さを上げていく
行動可能な粒度になるまで
解決策の発案方法
専門知識をつける
プロトタイプをつくる
広さ
道具にこだわりすぎない
特定の道具にこだわりすぎると、視野が狭くなる
ただし、自分で色んな道具を使えるようになっておくことは大事
自分にできないことを選択肢から除外しない
ヘルプだせばOK
もしくは札束で殴る
常に一定のリソースを探索に費やして、アンテナを貼ることが大事
解決策の真の価値を問い続ける
解決策が解決する課題は何なのか
課題を解決した先に何があるのか
構造化
欠点はシステムに必ずあるので、スコープを削ってクリティカルなものを捨てに行く
トレードオフをあえて作る
課題の解像度が高ければ、何を捨てていいかがわかる
何かを対価に、確実に何か取りに行くべき
何かを捨てることで、解決策に独自性を出す
捨てることこそ大事
ピラミッド構造などにして、解決策と課題の論理的関係性をはっきりさせる
課題と解決策の色々な組み合わせを知っておく
引き出しが増える
予算やガイドラインなどといった、制約を持たせて解決策に一貫性をもたせる