読:人生の経営戦略
問題意識
人生というプロジェクトの責任者
2律背反を壊す
経済的成功の虚像に囚われない
経済的・社会的成功を手にいれる
=> 自分らしい人生を歩む+経済的にも安定した人生を送る
目標設定
正しい戦略には正しい目標が前提
本書では、目標を「時間資本を適切に配分することで、持続的なウェルビーイングの状態を気付き、いつ余命宣告されても自分らしい、いい人生だったと思えるような人生を送ると設定
時間資本を別の資本に転換するゲーム
https://scrapbox.io/files/67b19356cf81f7271f55dfd5.jpg
ウェルビーイングと3つの資本の関係
自己効力感
to 人的資本
自分のことを自分で決定し、人生をコントロールできているという感覚
自分が役に立っているという感
社会との繋がり
to 社会資本
仕事面で他者から信頼されているという感覚
経済的安定性
to 金融資本
経済的に安定しているという感覚
自分にとって必要なものを意識して時間資本を配分するしかない
長期計画
「考えた通りに生きなければならない。生きた通りにかんがえるようになってしまうから」
人生の春夏秋冬合理的な振る舞いは変わる
経営戦略を議論する際には、what/howに合わせてwhenが重要
時期尚早でなければ勝てない
予測を無視してコアな人に着目する
適応戦略
超長期の全体的な方針を持ちながら、想定外の出来事を避けるのではなく、ポジティブに取り込んで成熟させる必要がある
膨大な仮説の集合体としてスタートし、一つ一つの仮説を検証し、修正・破棄することでしか前に進めない
職業選択
ポジション
例) youtub/netflix前のテレビ局の年収
決断を勇気や度胸の問題にしない
自分の居場所の趨勢について、どれだけ論理的に考え抜くかという思考量の累積量
競合との競争
新規参入の脅威
代替品の脅威
顧客の脅威
売り手の交渉力
個人にあてはめる
需要に対して過剰に供給されるスキルや能力の価値は必ず低下する
AIによる代替への対策
正解のある仕事を避ける
感情的感性的な知性を高める
クライアントの感情を察知したり揺さぶるなど
問題を定義する力を高める
多動で自分の居場所を作る
能力を変えるより立地を変える
内発的動機づけ
頑張るは楽しみに勝てない
才能より長く続けられるかが大事
RBV(Value(経済価値)/Rarity(希少性)/In-imitatability(模倣可能性)/Organization(組織))
極端な弱みは強みになることもある
強みは何かは危険な問い
わたしたちの自己評価は上方バイアスがかかる
重要なのは、強みではなく特徴。長く続けてきたことに着目する
異質な仕事を組み合わせる(ポートフォリオ)
リスクとリターンの性質の違う仕事を組み合わせる
時間軸の違いを盛り込む
ライスワーク(食って生きるための仕事)とライフワークのバランス
人生には大きな不確実性が残るため選択肢が減るようなアクションは基本的には常に悪手
選択と意思決定
ブルーオーシャン選択
独自の交差点(組み合わせ)を作る
組み合わせのヒントは過去
例) スティーブ・ジョブスconnecting the dots
打率より打席の数を重要視する
大量のガラクタを生み出すのが戦略の前提
どちらに転んでも得する方を選ぶ
相手がどう選ぼうと環境がどう変わろうと自分の持っている選択肢の中で最もリターンが大きいものを選ぶ-> 絶対優位の戦略
ex) ボートレースの戦略。
人生の春では、逆張りは有効
株価の予測で、逆張りすると、当たった時のリターンが大きい。外れた時は、リスクがない
正味現在価値(=将来にわたって生まれる効果の総量x割引率-投資額)
すぐリターンするものばかりは危険
リターンの期間が重要
流行りのスキルに時間を投資するのは、絶対劣位のせんりゃく
オプションバリュー(選択肢の価値)
身近なオプション=> 返品保証や不動産の手付金
選択と集中が経営の王道ではない。不確実性の高い現代では、保留と分散
成功者ほどオプションバリューを保持している
人生の経営戦略におけるオプションバリューを高い水準に持っていく
教育の選択肢
地理的な柔軟性
ライフスタイルの柔軟性
人間関係の構築
バランススコアカード(BSC)
財務
顧客
内部プロセス
学習・成長
これらを「自分のモノサシ」で判断する
ベンチマーキング
凡庸なアーティストは模倣する。偉大なアーティストは奪う
行き詰まったら素直に真似る
ベンチマーキングは謙虚さ
創造性と模倣は相反しない
人生におけるステップ
課題認識を持つ
ベンチマーク対象を選出する
とりあえず真似る
経験学習
経験とは良質な失敗
全てうまくいっているは危険な兆候
自ら機会を作り出す
みっともないことをしているか??