他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論
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他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論 | 宇田川 元一 |本 | 通販 | Amazon
つまり互いにわかり合えていないということを受け入れた上で、「知識の実践」を行うしかないのです。
基本的にこの書籍の伝えかったのはお互いのナラティブと分かり合えない前提で会話していこうねということだと思っているrkasu.icon
対話について重要な概念を提示した、哲学者のマルティン・ブーバーは、人間同士の関係性を大きく2つに分類しました。  ひとつは「私とそれ」の関係性であり、もうひとつは「私とあなた」の関係性です。 「私とそれ」は人間でありながら、向き合う相手を自分の「道具」のようにとらえる関係性のことです。例えば、私たちがレストランに行ったとき、「店員」さんに対して、一定の礼儀や機能を求めることはないでしょうか。  お金を払っているのだから、「店員」なのだから、要望を言えば、水なり料理なりを提供してくれる。そして、その人の年齢がいくつであれ、性別がなんであれ、「道具的な応答」を期待しています。
マルティン・ブーバー
ビジネスにおいて、このような関係はよくあることです。友達ではなく、仕事の関係なのですから、私情は抜きにして、立場や役割によって「道具」的に振る舞うことを要求する。人間性とは別のところで道具としての効率性を重視した関係を築くことで、スムーズな会社の運営や仕事の連携ができます。
例えば、上司と部下という関係はときに上下関係や対立を生み出すものです。しかし、優れたチーム、困難な問題に挑むチームは、上司と部下という公式的な関係を超えた、ひとつのまとまりとして動いているように見えるときがあるものです。そうした状態は、「私とそれ」の関係性から個々の違いを乗り越えて「私とあなた」の関係性へ移行したものとして捉えることができると思います。  対話とは、権限や立場と関係なく誰にでも、自分の中に相手を見出すこと、相手の中に自分を見出すことで、双方向にお互いを受け入れ合っていくことを意味します。
わかる
適応課題は複合的に存在する
ギャップ型
価値観と実際の行動にギャップが生じる
対立型
コミットメントが対立するケース
抑圧型
言いにくいことが言えない
回避型
痛みや恐れを伴うのを回避するために逃げたり別の行動をするケース
これすごいな全部当てはまるやんrkasu.icon
ナラティブ
上司はこうである。部下はこうであるみたいな暗黙的な解釈の枠組みを持っている
個人の性格を問わずに職業規範や組織特有の文化の中で作られたもの
リストラ
お互いのナラティブによって見えていること景色が違うかもとい思うようになれる
なぜ大学本部が「戦略」という言葉をたくさん使うようになったのかということです。「研究戦略」、「知財戦略」、「地域連携戦略」など様々に戦略という言葉が躍る資料を眺めながら、何かその中で、自分がとても意味のない、小さな存在として組織の中にいるように感じました。そして、何か今まで自分がやってきた研究や教育がそうした中では「お前は何も考えていない」と馬鹿にされているような気持ちになり。とても不愉快になりました。
そうそう。戦略頑張るぞみたいなの本当に自分が頭悪いから容量悪いと僕だけなぜか宙に浮いてしまうことがあるなと。
#読書