スピノザ 読む人の肖像
https://gyazo.com/c50e3cfec1ded01dcb2c8a6deaf553bd
スピノザ/國分 功一郎|岩波新書 - 岩波書店
人は何故悪魔を仮定してしまうのか
あまりにもひどい惨劇を目にしたときに悪魔の仕業だと考えてしまう傾向がある
エチカではこれを論じている
「意思」ってなんだろう
自由意志とかよく言うけどあれって何?
意思が何ものにも選考されず純粋に自発的であることを意味している
我々が意欲や衝動は意識してもそれを引き置きした原因のことは知らないから
そもそも一つの行為には数え切れないぐらいの原因が関わっていることを認識しておく必要がある
一元的ではなく多元的であるよね
本を読みたいと手に取る
知識を得たいから
暇つぶししたいから
読むスピードをあげたいから
色々ある
しかし人間は一元的に考えがちである
それは複雑な原因の連鎖に無知であり身体の変化の結果だけを意識しているからである
コナトゥス
スピノザ的には、体の中にはそれ固有の力が作用しており、その力と刺激の組み合わせが体に次々と変化をもたらし感情が変化する
この作用している力のことである
能動と受動
能動
自らが自らの行為の原因になっているということ
我々の行為が我々の力を表現しているとき
受動
なんで殴ってはいけないのか
自らのために求める善を他人のためにも欲するような状態からほど遠くなっているがゆえに憎しみから人を殴ることは悪と言われるのである
#読書 #スピノザ