BicepでAzureの構成管理
Bicep (バイセップと発音するらしい) はAzureリソースをデプロイするためのドメイン固有言語(DSL)であり、簡潔な構文、信頼性のある型安全性、コードの再利用をサポートしている。これまではAzure Resource Manager (ARM) を使うのが一般的だったが、ARMは人間が使うには少々厳しいものであるため、より高い抽象度で人間にも管理しやすいコードで管理できるのがBicepである。
位置づけとしてはAWSのCDKのようなもので、Native IaC ツール(ARMやCloudFormation)をより使いやすく抽象化している。CDKは複数のプログラミング言語をサポートしており、よりプログラム的なロジックを組み込むことが可能だが、Bicepは専用のDSLであるためやや学習コストが高いかもしれない。Terraformと似ているので、Terraformを使ったことがある人であれば違和感なく使い始められるだろう。
Bicepの環境構築
前提
Azure CLIのセットアップが完了していること
VS Codeが使えること
code:Bicep Setup
$ az bicep install
$ az bicep version
bicepというコマンドが使えるようになるわけではなく、az コマンドの拡張のようだ。
VS Codeで開発する場合は拡張機能 Bicep をインストールしておくと補完が効くようになって便利。