統計的観点で見るイナビルの効果
インフルエンザの治療薬で吸引タイプのイナビルがめっちゃ効く!という話がよく聞こえてくるが、これ実は統計的には非常に面白い題材なのです。
海外でのイナビルの臨床試験では、軒並みプラセボと優位差が出ないという結果になっており、日本以外ではイナビルは販売されていない。
ではなぜ日本でイナビルが販売されているかというと、日本の臨床試験では観点が違い、タミフルとの比較だったから。この臨床試験では、イナビルとタミフルは同程度の効果がある、というのが証明されたのである。日本ではタミフルが一般的であるため、タミフルと同じであれば吸引一発で済むイナビルがいいぜ!となるのである。
注意したいのが、日本ではプラセボを使った臨床試験は行われていない?という点。あえてやっていないのでは、という気がするが。イナビルはやっぱり効くんだな!という気持ちの面が一番大きいのだ。けっきょくはタミフルやイナビルを服用しようが、自然治癒と比べてそう変わらないというのが正解でしょうね。知らんけど。
しっかり水分取って食べて寝てれば治る。人間ってすごい。
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