個人的なサーバーレス開発の昔話
Serverless NOW 第3回を聴いて、僕も過去のサーバーレス開発について振り返ってみたくなった。(ポッドキャスト内で堀家さんが言ってたけど、昔話をしたくなるということは既にサーバーレス老害なのかもしれない…w) https://cdn.pixabay.com/photo/2012/10/29/15/36/ball-63527_640.jpg
AWS関連では、Lambdaは2014年11月、API Gatewayは2015年7月にGAしていたようだが、僕が最初にサーバーレスを意識したのはいつだろう?
Slackの履歴を見ると、どうやら2015年4月ぐらいから意識し始めている。
https://gyazo.com/56649349bfc4b577f903c3b18f3bc06c
たしかこの当時は AWS Elastic Beanstalk + Docker + Spring Boot でアプリケーションを組んでいた頃だ。
2015年の冬には、当時開発していたシステムを完全サーバーレス化することに決め、リアーキテクチャを断行した模様。さらば EB & Docker !! (ただ、商用リリースまでは達成できずにこのプロジェクトは頓挫orz)
2016年の夏、とあるB2B2Cプロジェクトで完全サーバーレスなアプリケーションを構築し、こちらは商用リリースしてサービスも安定稼働させることができた。個人的な観測範囲では、ソニーGpで初の完全サーバーレスな商用サービスだったはず。ただ、このシステムの運用をに関しては残念ながらサービスイン後の数ヶ月しかやっておらず、途中で別組織にシステムを移管した。そのため、サーバーレスのOpsに関する知見が十分に得られなかったのが悔やまれた。
このプロジェクトをサーバーレスで成功させたことが自信になり、その後のプロジェクトでもサーバーレスの導入を推進していくことになる。
その後、某ロボット開発が始まった際に初期メンバーとして招集され、サーバーレスなマイクロサービス開発チームを立ち上げた。首尾一貫して断固サーバーレスを推進し続けたのは非常に良かったなと自画自賛したくなる。開発期間が短かったからインフラの面倒をみている余裕なんて無かったからね。
その後はロボットだけではなく様々なIoT関連プロダクトのバックエンドをサーバーレスで開発し、長きに渡りDevOpsを続けている。
複数製品のProduction Workloadsの面倒を見ていてもDevOpsが破綻なく回せているのは、サーバーレスならではの優位性と言えそう。
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