現実とつながる知覚心理学プロジェクト
2023年6月から、立命館大学B棟5階プロジェクト室を拠点に「現実とつながる知覚心理学」プロジェクトを進めています。
プロジェクトの概要
現実世界の多様なフィールドを基盤とした知覚心理学研究の確立
個人の多様性をノイズとして捨象しない知覚心理学研究のフレームワークの構築
2023年度 メンバー
高橋康介(総合心理学部・教授)
北川智利(BKC社系研究機構・招聘研究教員(教授)、吉賀心理学研究所・代表)
鈴木千晴(総合心理学部・特任助教)
吉村直人(OIC総合研究機構・プロジェクト研究員、日本学術振興会・特別研究員PD)
氏家悠太(OIC総合研究機構・客員研究員、立教大学現代心理学部・助教)
2023年度の活動記録・業績
※ 主に研究代表者の高橋が関連するもの
受賞
論文・書籍等出版物
高橋康介, 和田有史, 北川智利, & 蘆田宏. (2023). 特集号 「アートと心理学」 に寄せて. 心理学評論, 66(1), 1-3.
野村康生, 高橋康介, 北川智利, & 藤野正寛. (2023). 現代アーティストと心理学者による共創的活動の記録. 心理学評論, 66(1), 4-23.
Ono, F., Yamada, Y., Takahashi, K., Sasaki, K., & Ariga, A. (2023). Backward illusory line motion: Visual motion perception can be influenced by retrospective stimulation. Journal of Vision, 23(6). シンポジウム企画・学会発表等
2024/02/19 "Workshop on Cross-Cultural and Individual Perspectives in Face and Body Perception"を開催しました。
2024/02/05-13 Ujiie, Itoi, & Takahashi, (2024). Age-Related Changes in Interoceptive and Exteroceptive Sensitivity: Results from a Cross-Sectional Questionnaire Study. The 2024 SPSP Annual Convention (Research Spotlight). SPSP 2024 高橋康介「知覚と認識の多様性からイメージ研究を考える」(招待講演)
善本悠介・吉村直人・高橋康介「画像マッチングを用いたイメージの鮮明さの測定」(口頭発表)
連続提示顔の変形効果における偏心度とサイズの影響(鈴木萌々香)
水中で心理学実験はできるのか?~潜水活動中の心理学的測定法開発の試み~(吉村直人)
ぼけの知覚的な強さに対するぼけ勾配方向の影響(田中綸桐)
太斜線の傾き歪み錯視に影響する要因の検討(竹島遥貴)
2023/11/12 関西心理学会第134回大会でシンポジウム「地域社会と心理学 −多様な関わりと実践から考える−」を企画・開催しました。 2023/11/03-05 第14回多感覚研究会を開催しました。その中で以下の発表・展示を行いました。 吉村直人・高橋康介「フィールド認知心理学の一環としての水中環境の可能性」
高橋康介・吉村直人「水の中で心の音を聴く」
「錯覚の大展覧会」で展示を行いました(高橋、吉村、鈴木)。
2023/08/28-31 IEEE RO-MAN 2023で共同研究者の今泉さんが発表を行いました。 Shimeji Mushrooms That Look “emotional”: How Appearance-Motion Interaction Can Elicit Emotional State Attribution to Objects, Imaizumi, Taku (The University of Tokyo), Takahashi, Kohske (The University of Tokyo), Ueda, Kazuhiro (The University of Tokyo) Talk Presentation: Kohske Takahashi, Yuta Ujiie, Zerui Dai "Inter-Individual Variability of Visual Illusions: Validity and Potential of Online Experiments as a Tool for Visual Illusion Study"
Poster Presentation: Yuta Ujiie, Kohske Takahashi, "The effect of wearing a face mask on lip-reading and audiovisual speech perception."
Demo & Illusion Night: Kohske Takahashi, Akiyoshi Kitaoka, "Flicker-induced Gradation"
2023/07/28 Summer School on Cultural Translation of Psychological Conceptsで講演しました。タイトルは"Facing to Diversity of Seeing Faces".
アウトリーチ関連
2024/03/10 小学生向け錯視ワークショップを開催しました。
2024/03/08 2024年3月8日発行理科教育ニュース 監修「顔ではないのに顔に見える」 2024/02/01 岩倉公園で錯視展示を開始しました。X X 2023/12/23 認定心理士の会×共立出版 新刊連動講座でオンライン講演会を開催しました。タイトルは「『なぜ壁のシミが顔に見えるのかーパレイドリアとアニマシーの認知心理学』刊行記念イベント 心理学の基礎研究と人間のエクスペリエンスのあいだ」 2023/11/02 産学連携交流サロンで講演しました。タイトルは「産学連携で「研究」を世に放つ!」。 2023/10/22 AsiaWeek2023で展示企画『知覚心理学 de あそぶ!おどろく!ついでに学ぶ!』を開催しました。 2023/09/13 立命館慶祥高校で講演を行いました。タイトルは「錯視と錯覚で学ぶ知覚・認知心理学入門」。