芝メモ:「∞の舞台へようこそ!」
※この記事は2022年5月26日,滋賀県立八日市高等学校への講演で使ったレジメをもとにしています.
★字が汚い……ApplePencilに慣れてなくて……いいわけです……
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◆1◆シアターゲーム"Statue"(彫像)
「お芝居」というものを体験してもらうために,"Statue"というゲームをしてもらいました.
1. プレーヤ:各クラスから4名,プレーヤとして出てもらいます.他の人は「観客」になってもらいます.
※プレーヤーは自分たちがどう見えているのかわからないので,観客は必要です.
※おすすめの人数は4~5名です.もっと大人数でももちろん面白いです.
2. テーマ(お題):テーマを決めます.
※具体的すぎず,抽象的すぎないのがよいです.
例: 「ゲート」は◯.「高校の正門」は具体的すぎ.
※プレーヤはそのテーマから場面・風景・情景を思い浮かべてください.
※慣れてきたら,実はテーマを決めずにやるほうが面白いです.
3. 順番: 一人ずつプレーするので順番を決めます.
4. ルール:プレイヤー同士,相談するのは禁止.ひとりずつのイメージを大切にします.
5. 手順1:まず一人目,テーマからイメージして,自分が「彫像(statue)」になります.
※自分の彫像に自分でタイトルをつけておいてください(発表は後で)
※ポーズしたらずっと止まっています.
6. 手順2:前の人の彫像をよく観察して,自分をそこに彫像として参加させます.
※各自,自分が参加した彫像にタイトルをつけてください.
※すべては自分のイメージです.
前の人のイメージを理解できて,そこに協力する形でもOK
まったく新しいイメージの彫像を作るつもりで自分を追加するのもOK
7. 手順3:最後の人まで行ったら,観客はその作品に「タイトル」をつけてください.
※複数のタイトルが出るほうがおもしろいです.
8. 手順4:それぞれのプレーヤが自分のタイトルを発表します.
※お互いに「なるほど!」と思うことがたくさんあるので,それを楽しんでください.
※お題,メンバー,人数を変えて,何回かやるともっと楽しめます.
◆2◆"Statue"から芝居が見える
シアターゲーム"Statue"は,実は「ほぼ作品」といっても過言ではありません.
そしてこの"Statue"から,舞台作り,芝居づくりのエッセンスを読み取ることができます.
それを解説しました.▼クリックしたら拡大▼
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◆3◆20分芝居へのHint
もう少し具体的に考えてみます.
短いお芝居を短い期間で作るのは大変です.
唯一の正解はありません.
ですが,なにが大切で,なにに注意するのか,いくつかのヒントを提示しました.▼クリックしたら拡大▼
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◆おわりに◆
たった50分で「演劇」を語るのは至難の業です.
それを,初めてのお相手,しかも240名相手にどうしろと(^^).
やるだけのことはやりましたが,皆さんにはどこまで伝えられたのか,まったく実感はありません.
が,「なんか暑苦しいオッサンが動き回って,汚い字で説明してた」という位は残るかな.
そんな感じで.
★芝居づくりメモのそれぞの内容は,ちょっとお待ち下さいm(_ _)m!
以上.
2022/5/27