語源を勉強する
ある程度の単語を知った状態から始めると学習効率が良いと思う
英単語が点だとしたら、語源はその点同士を線として繋げられるようにするための点
あくまで感覚だけど、TOEIC 600点くらい取れるくらいの語彙数があったら、語源を勉強し始めても早すぎない気がするrmaruon.icon
Gogengoがよく整理されたデータを公開しており、rmaruon.iconの学習方針に則った学習ができる
学習方針
語源を日本語で学習する
英語の語源を英語だけで勉強しようと思えばできるのだが、負荷が高い
背伸びせず、日本語能力を活用する方針にした
ありがたいことに、日本語話者向けの語源学習教材は少なくない
よく使われる語源から覚える
言うまでもないが、書籍等だとレイアウトの都合上、覚える順になっていない場合があるかもしれないので注意
語源を出現頻度順でまとめた学習セットを作って、覚えるようにしている
逆に、すべての英単語を分解して覚えることはしない
英単語を見たときに、それを構成する語源が他で登場しやすいかどうかの判断ができないので
あとで「この単語は、この語根を持っていたのか」で良しとしている
覚えづらいときは分解して、線になることを期待して、分解することもある(たいてい点で終わって忘却する)
1つの語源に複数の意味がある場合、意味別に覚える
それぞれ使われる頻度が違うため、よく使われる「語源と意味の組み合わせ」から覚えたほうが良いと考えた
さらに、まとめて覚えるより、分割して覚えたほうが、反復しやすいのもある
例. re-
ソース: Gogengo
「re-」には、「再び」「後ろへ」「反対に」「強意」の4つの意味がある
それぞれの登場回数は4400単語中、133回、84回、22回、15回である
序盤に「再び」と「後ろへ」を覚え、「反対に」と「強意」は後回しにしたほうが効率が良い、と考えた
語源とその語源を含む英単語(少なくとも1つ)をセットで覚える
語源を意味別に覚えるためには、英単語の例が必要
例. re-だけでは意味が定まらない
re- (remember)→「再び」
re- (receive)→「後ろへ」
re- (reply)→「反対に」
re- (research)→「強意」
また、語源を点ではなく、線にした状態で覚えるための工夫でもある
曖昧な部分はgogengoが解決してくれている
自分でやると分類が嫌になってしまうが、既に分類してくれているものが公開されている
例
スペルの揺れを許容して分類している
ignore -> in-
スペルの揺れを区別して分類している
con-, com-, co-
同じスペルで、意味が違う場合を区別して分類している
com-「ともに」, com-「強意」
-ship「地位」「姿勢」「関係」
学習時の注意
同じ綴りで、作る品詞が異なる接尾辞に注意する
-ent 名詞、形容詞
同じ綴りで、ほぼ意味が似ているが区別している語源に注意する
pre- 前に、前もって
-ist 専門家、人、主義者
同じ意味で、綴りが異なる語源に注意する
見やすく紹介しているWebサイトや書籍
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