VMware Fusion で ParavirtualizedGraphics を使って快適 Big Sur 仮想マシンを作る
残念なお知らせ
起動時に画面が乱れまくったり
ゲストOSがカーネルパニックしたり
Finderがクラッシュ祭開催したり
あとそもそも VMware で macOS ゲストは最近いまいち
VMware が APFS の shrink に対応していない
ので HDD イメージがどんどん肥大化していく一方
一応 dd で /dev/zero で埋め尽した後手動でディスクイメージをshrinkするという技もあるらしい
とりあえずうまく動きはしたがまあこういうhackは微妙ではある
安定度で言えば Parallels のほうがマシだし変な設定も必要ないが Parallels はGUIがひどいという問題がある ちなみに Parallels は APFS の shrink にも対応している…
お好みに合わせて
用意するもの
2021年度になってもまだ Catalina の人は手持ちのアプリと相談しながらもうそろそろアップグレードしてください
VMware ID
今のところ最新の VMware Tools を落とすのに必要
macOS Big Sur のインストールメディアのISO
検証に使った環境
VMware Fusion 12.1.1
macOS Big Sur 11.2.3 (ホスト/ゲスト共に)
MacBook Pro (13-inch, late 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)
手順
仮想マシンの設定→ディスプレイ→「3D グラフィックスの高速化」が オフ であることを確認する
オンだったらオフにする
普通に macOS Big Sur を仮想マシンにインストールする
最新の VMware Tools をダウンロード&(ゲストOSに)インストールする
VMware Tools 11.2.x の右にある GO TO DOWNLOADS
VMware Tools packages for OS X をダウンロードする
2つあるけど zip か tar.gz かの違いなので好きな方を落としたらいい
解凍すると darwin.iso が出てくるので仮想マシンにマウントしてインストールする
注意
システム環境設定で Kext を許可すると再起動せい!って言われるけど「あとで」にする
インストーラーにも再起動せい!って言われる
これは再起動してもいいけどDockでインストーラーをOption+右クリック→強制終了ってしてから左上のりんごメニューでシステム終了したほうが手順が少なくて済む
仮想マシンをシャットダウンする
仮想マシンを右クリック→Finderに表示→中にある .vmx ファイルを適当なテキストエディタで開く
VMware Fusion を終了させる
以下の2行を最後に書き足して保存して閉じる
code:vmx
appleGPU0.present = "TRUE"
svga.present = "FALSE"
VMware Fusion と仮想マシンを起動してうまく動いたら終わり
起動画面が乱れるけど5分ぐらい待つと次に進むことが多い
だめだったらリブート
注意
なんかこれだと Recovery OS は動かないっぽい?
ので Recovery OS が起動できなさそうな時は vmx ファイルを開いて
appleGPU0.present = "TRUE" の TRUE を FALSE に
svga.present = "FALSE" の FALSE を TRUE に
する必要がある
Recovery OS での用事が終わったら また TRUE と FALSE を入れ替えないといけないので注意