210816
そういや西洋画では雨を線で描かないんだってね。
じゃあどうやって表現してたんだろうって思って、
https://gyazo.com/201d8b0ff2881fd97107c4646209e0f8
風景画の代表的な画家って事でコローを見ると
風は猛烈に吹いてますね。湿気を含んだ空気も感じられる。
けど、降り出す前かな。
https://gyazo.com/36afa443dddbfe9ce22766f764195543
ターナーを見ると
もう湿気というか蒸気。霧。
もやもやしてる。
銅版画を見ると波が荒れ狂って嵐だな。
https://gyazo.com/d9253babae335a75f80bde396662b759https://gyazo.com/1aad72be8371bc5ee26b8bf377392996
浮世絵では雨が線で描かれるのが普通だけど、そこに頼らない表現を試みたのが、
歌川国芳『雨の御茶ノ水』
歌川国貞『霧中ノ山水』
国貞の方は雨でなくて霧だけど。
空気遠近法で重い湿気を孕んだ空気を表現。
線の雨が浮世絵由来なのかまだ確証は持てないけど、普通に線で描かれるようになった。
https://gyazo.com/c41aae3aba7960fc3b0820fa9e5ada3ahttps://gyazo.com/3fad13a466f70f8a294b89e9e054103b
Sin Cityでは雨はハイライトで描かれ、雨の角度が反転する事でスムーズに視点の切り替えが行われる。
こういうとこ、上手いよなぁ。
https://gyazo.com/e802ddb6d547a1331a8774a57e857abb
上から下に線が走るだけで雨っぽくはなるけど、光の拡散される感じとか遠くがボヤけた被写界深度が浅い感じとかまで描けてると、よりリアルな雨の雰囲気が出るね
https://gyazo.com/025410f6c774669efae7ee5486a697ef
浮世絵や銅版画から漫画の雨が線なのは、基本的に線の集積で描かれるからなんだろう。
トーナリズムの絵画は空気感で表していて水墨画の表現方に近い。
雨が線になるって写真でいうと、シャッタースピードが遅いって事なんだよね。シャッターを開けると宙に舞う水の粒になって、その代わりに遠景はよりボケる。
レンブラントとウラジミール・キリロフと広重と、雨をどう見ていたのか思うと、色々面白いのではないかな。その目のシャッタースピードは、とか比べてみたり。
中世は遠近法の発明があったのだけど、それまでの宗教画は逆遠近の考え方だった。神様は遠くにあっても大きく描かれなければならない。象徴は目の前に顕現していなければならないという。この逆遠近は日本でも同様であった模様。
それだけ遠近法は画期的な発明だったのだけど、中世ヨーロッパの風景画ってあくまで背景なんですよね。
序列でも神様を描いた歴史画、偉い人を描いた肖像画、民衆を描いた風俗画の次、それらの背景という位置付けだった。
舞台の書き割りっぽいでしょ?
主役は手前にいる聖人とかなの。
だから、雨粒が絵画の主人公と観者との間に入り込むことは無い。
象徴は眼前に存在しなければ。その間に何ものかがあってはいけない。
雨の絵まとめは検索すると色々出てくるので、調べていくとより見識が深まるかもです。
儂は思いつきを並べ立てているだけなので
見る人が見たら俺でしかないけど、匿名でポップスピアノチャンネルに実践編をアップ!
実践編タイムトラベル(スピッツVer.)のピアノ伴奏を弾きながら解説 / Practice Time Travel (SPITZ Cov...
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などなど包括的にインプット出来る。やっぱ欧米進んでるなー。
●100個の「1」の登場から始まる ●飛びまわっている数字同士がぶつかると合体し、足し算されて1つの数になる ●数字をクリックすると、その数だけの1に分解され、花火のように広がっていく(むかし作った “Bounding Numbers” というJava Appletを移植してみた)
https://video.twimg.com/tweet_video/E804B52VcAIQFJY.mp4
作字でいいねを伸ばしたいなら絶対サブタイ的な文字装飾やフレーム等の「あしらい」をつけるべきです。ドーピング級に伸びが違ってきます。
ちなみにアナログ作品は、制作に使ってもない道具を散らばらせることで倍近くいいねが伸びます。インスタだと3倍は伸びます。
これはダークデザインなのかどうかって先輩が言ってた
「美しいもの、いいデザインに囲まれて暮らしていると自然と心が楽しくなり、汚いものをできるだけキレイにしようとする。プロのデザイナーたけでなく、普通の人々が美しいものを求める心があると街全体がより美しくなる。」
別に「いいものいっぱい買おうぜ」「かっこいいもの揃えようぜ」とかいう話じゃなくて、“豊かさである”という認知が大事。すごくありがたい言語化すぎて感動している。
これぞ原研哉さんが言ってる欲望のエデュケーション