読書リスト
(94冊)
中学1年生の時に国語科の先生から配布され、中学3年間で読みきれと言われたが全く読みきれなかったやつ。長期休み前に本屋に行って本を買い込む時の参考にしてた。
作品名、作者名、感想、読了年月日
近代文学史の名作から
「アグニの神」芥川龍之介
「俊寛」芥川龍之介
「あばばばば」芥川龍之介
「五重の塔」幸田露伴
「高野聖」泉鏡花
「野菊の墓」伊藤左千夫
「靴の話」大岡昇平
「伊豆の踊子」川端康成
「雪国」川端康成
「夜長姫と耳男」坂口安吾
「剃刀」志賀直哉
「小僧の神様」志賀直哉
2012/4/30 父が昔読んだ本。ちょっとした小僧仙吉とAとの出会い。そこかた鮨をたらふく食べた小僧。そのちょっとした出会いから起こったことが嬉しい。
「次郎物語」下村湖人
「ビルマの竪琴」竹山道雄
2012/8/20 ビルマにいた日本兵はとても歌がうまかった。特に水島は飛び抜けて竪琴をうまくひいた。だが、ぷっつりいなくなった。出征して帰ってこなかった人々を思う気持ちが伝わってくる。
「魔術師」谷崎潤一郎
「斜陽」太宰治
「女生徒」太宰治
「二十四の瞳」壺井栄
「銀の匙」中勘助
2012/12/27 解説にもそう書いてあるのだが、この本は子供の心をよく表現している。あまりにはっきりとは書かないことでよりそう思える。書き方が他の本とは何かちがう一冊。
「こころ」夏目漱石
2012/7/19 第一章二章の先生とは反対に、三章の遺書では、先生の暗い感じの過去が明かされる。「私」が父をほっぽっていくのがなんで?と思った。書き方が丁寧でゆっくりと進む。読むのに苦労した。
「我輩は猫である」夏目漱石
「三四郎」夏目漱石
「美しい村」堀辰雄
「銀河鉄道の夜」宮沢賢治
「百物語」森鴎外
「高瀬舟」森鴎外
「遠野物語」柳田國男
「路傍の石」山本有三
現代の作品から
「夏の庭」湯本香樹実
2012/7/24 ちょっと理解できない小6の男子3人が、死んだ人を見たいという気持ちからおじいさんと親しくなる。そして訪れた死。思った以上に多くを教えてくれたおじいさん。やっぱり泣ける。
「蒼き狼」井上靖
「しろばんば」井上靖
「額田王」井上靖
「山椒魚」井伏鱒二
「深い河」遠藤周作
「沈黙」遠藤周作
2012/11 キリシタン禁制の頃の日本に渡ってきた司祭2人。日本人が自分のために死んでゆくのを見て背教する。終わりの頃の心情は何とも救い難い感じのする一冊。
「潮騒」三島由紀夫
「裸の王様」開高健
「日本語が亡びるとき」水村美苗
「どくとるマンボウ航海記」北杜夫
2013/7/12 情景の描き方が上手いなと思った。解説がついており、この作品が出版された時の時代背景がわかり、良かった。いつもはいらないなと思う解説だが、ついていてよかったと思った。
「夜と霧の隅で」北杜夫
2013/7/14 うすぐらい、灰色のような本だった。病院でのかけひきのようなことが書いてある「夜と霧の隅で」では、だんだん人格の変わっていく医者など、空恐ろしい。
「ねじまき鳥クロニクル」村上春樹
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」村上春樹
2012/11 不思議なお話だった。知らない曲が多く出てきて、わかったらもっとよく楽しめるのだろうなと思った。
「太陽の季節」石原慎太郎
「カラフル」森絵都
小5 もう一回生き返った僕とプラプラ。客観的な目線でもう一度人生を見てみると何か別のことが見えてくる。そう思うお話。
「河童の覗いたインド」妹尾河童
「ガラスのうさぎ」高木敏子
「癒しの森」田口ランディ
「朽ちていった命」NHK取材班
2012/9/22 今の私の生活からは考えられない状況にしょうげきを受けた。
「天国はまだ続く」妹尾まいこ
「星の王子様と私」内藤濯
「寝ながら学べる「構造主義」」内田樹
「裏庭」梨木香歩
小5,6 照美はテルミィになった。不思議な裏庭で出会う人や物事。人の心の奥にあるものに気づく。うっすら霧のかかった様なやさしい話。
「太陽の子」灰谷健次郎
「昭和16年夏の敗戦」猪瀬直樹
「石狩峠」三浦綾子
「氷点」三浦綾子
「空中庭園」角田光代
「夢の島」日野啓三
「地の果て至上の時」中上健次
「号泣する準備はできていた」江國香織
2012/7/20 何となく統一感が分からなかった。また、背景がわからないものもあった。もっと大きくなって経験値も上がればわかるようになるのかなと思う。
「すいかの匂い」江國香織
2012/5 言葉にするのはむずかしいけれど、よく分かる物語だった。強弱のある描写で江國さんの表現力はすごいと思った。
「キッチン」吉本ばなな
2012/5 キッチンをきれいにする。毎日、人の生活を支えているキッチンにはちょっと特別な雰囲気があると思った。
「道頓堀端」宮本輝
「泥の河」宮本輝
2012/7/28 家の近くの泥の河でくるは舟に暮らす姉弟と出会う信雄。おばけ鯉の存在が私には恐ろしく思われて印象的だった。
「螢川」宮本輝
2012/7/28 英子への恋心。大阪への引っ越しの問題、父の死、借金...。様々な思いで向かう蛍がり。最後の光景がよく分からなかった。
「坂の上の雲」司馬遼太郎
「博士の愛した数式」小川洋子
小6 自分の記憶は80分しかもたないということを日々痛感する博士。「私」の子ルートをいつも心配し、愛する博士。いつ読んでも泣いてしまう。
「夜のピクニック」恩田陸
小6 ただただ歩いているだけ。複雑な心情が夜明けと共にほぐれていく。私の中では女子で食べた和菓子が印象的。
「しゃばけ」畠中恵
2012/8/11 妖にかこまれて過ごす一太郎。殺人事件の解決に乗り出すと不思議な点が次々と出てくる。面白くて最近の中では結構気に入った。
「ボッコちゃん」星新一
小5 星新一のショートショートは気に入って、小学生の時によく読んでいた。少し恐ろしいけれど、どこか面白いのが好き。「ボッコちゃん」の他に「おーい出てこい」がお気に入りだ。(ある時、テレビで映像化されてました)
外国の作品から
「黒猫」エドガ・アラン・ポー
2012/4/29 父の実家の本棚で見つけて読んだ。黒猫と主人公とその妻という3人が中心となって主人公の運命が変わってしまう。壁がキーワード。もう読みたくないほど恐ろしい。
「ライ麦畑でつかまえて」ジェローム・D・サリンジャー
「赤い仔馬」ジョン・E・スタインベック
「大地(1〜4)」パール・S・バック
「若草物語」ルイザ・M・オルコット
小学生 母が読んでいたという「四人の姉妹」岩波少年文庫上下で読んだ。個性的な四人の少女の厳しくも明るい生活に何度でも読みたくなる。
Story of my Lifeという映画になったね
「大きな森の小さな家」ローラー・I・ワイルダー
「アルハンブラ物語」ワシントン・アーヴィング
「老人と海」アーネスト・M・ヘミングウェイ
2013/1/3 老人が一人かじきまぐろと戦った話。老人というすごいさと、さびしさが強調された作品。旅行先で読みおわり、外を見たら雪で、季節が違うなぁと思った。
この感想いいなぁ!--先生より
「月と六ペンス」W・サマセット・モーム
2013/3/20 いきなり芸術へ身をゆだねたストリックランド。ゴーギャンの伝記に暗示を得ている。こういうことってあるのか?と思った。
「ジェイン・エア」シャーロット・ブロント
大学一年の時に、大学の図書館で出会ってハマった。
「ジキル博士とハイド氏」ロバート・L・スティーヴンソン
2012/9 時間の流れが複雑だった。ジキル博士の欲望が自分の破滅に追い込んだ話。人間的に色々学べる話だったが、少し怖い話だった。
「車輪の下」ヘッセ
「居酒屋」ゾラ
「ナナ」ゾラ
「審判」カフカ
「城」カフカ
「人はなぜ戦争をするのか」フロイト
「ソフィーの世界」ヨースタイン・ゴルデル
「彫刻家の娘」トーベ・ヤンソン
「狭き門」アンドレ・ジード
「人間の土地」サン・テグジュベリ
「ジャン・クリストフ(1〜4)」ロマン・ロラン
「戦争と平和(1〜4)」レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ
「罪と罰」フョードル・ミハイロビッチ・ドストエフスキー
言語態理論、長編はスキップするつもりでいたけどどうせなら完走目指そうかな
ちなみにラインナップはこれ
メルヴィル「バートルビー」(ITC-LMS で配布)
シェークスピア『マクベス』(河合祥一郎訳 角川文庫)
ソポクレス『オイディプス王』(河合祥一郎訳 光文社古典新訳文庫)
オースティン『高慢と偏見』(中野康司訳 ちくま文庫)
ゲーテ『ファウスト 第一部』(柴田翔訳 講談社文芸文庫)
ジェームズ『ねじの回転』(土屋政雄訳 光文社古典新訳文庫)
バルザック『ゴリオ爺さん』(中村佳子訳 光文社古典新訳文庫)
夏目漱石『こころ』(新潮文庫)
カフカ『変身』(『変身/掟の前で』丘沢静也訳 光文社古典新訳文庫)
フロベール『ボヴァリー夫人』(山田䈔訳 河出文庫)
魯迅「阿 Q 正伝」「狂人日記」(『故郷/阿 Q 正伝』藤井省三訳 光文 社古典新訳文庫)
ドストエフスキー『白痴』(亀山郁夫訳 光文社古典新訳文庫)