VSeeFaceでSpout2を使う
Spout とは
Spout is a video frame sharing system for Microsoft Windows, which allows applications to share OpenGL textures in a similar way to Syphon for the Mac.
訳:SpoutはMicrosoft Windows向けのビデオフレーム共有システムです。Mac用のSiphonと同様の方法でアプリケーション間でOpenGLテクスチャを共有できるようにします。
Spout2を使うざっくりしたメリット
VSeeFace v1.13.37bからSpout2はメニューが描画される前に、VSeeFaceカメラのレンダーテクスチャをGPU上で共有します。OBSはプラグインでそのテクスチャを直接読み取ることが出来ます。メニューを写すことなくて自由に設定をいじられる軽いキャプチャー方法です。
OBSのプラグインで直接3Dのレンダリングした画像を取り込めるので、設定メニューが写り込んだりしないし、軽くなるよ!っていうことです。
こころなしか取り込みフレームレートが高い気がします。気のせいかもしれませんが。比較映像 注意事項ですが、Intel内蔵グラフィックスみたいなGPUだと動かないとかあるそうです。
Spout2 設定方法(ざっくり日本語訳)
VSeeFace v1.13.37b以降をインストールします
https://gyazo.com/6afe2e2d3069d4701f511be3af1b6fca
1. 「設定」→「一般設定」から「Spout2で画面をエクスポート」を有効にします。
標準ではオフになっています。
リンク先に飛んでOBS_Spout2_Plugin_Install_vXXX.exe というファイルをダウンロードして適当にNextとかを押してインストールします。
https://gyazo.com/2b7c3f3aa1a0bff87e816182de99ef50
3. OBSにSpout2 Captureのソースが追加されているので、ウィンドウキャプチャの代わりにシーンに追加します。
https://gyazo.com/a0c61791830b20ddf14dfb062288e884
余談ですが、ウィンドウキャプチャの変換からコピペするとサイズや位置をそのままコピーできます。
4. 追加したSpout2 Captureのプロパティから、Composite modeをDefaultにすると透過がちゃんと動きます。
ソースの解像度は自動的にVSeeFaceのウィンドウサイズに合わせられます。
5. 複数のVSeeFaceを起動している場合、Spout Sendersからキャプチャしたいものを選択してください。
https://gyazo.com/0b556872b11578402f4cf6079d061bc2
6. Spout2利用中でも、できれば ※ ボタンでUIを消すことをおすすめします。
これによって、アンチエイリアス処理のときに背景が透明なピクセルに漏れたりして白い輪郭が出たりする問題が発生することを防止できます。
もし画像が左右反転している場合は、OBSのソースを右クリックして「変換」→「垂直反転」を選んで正常に表示されるようにしてください。
Spout2はIntel内蔵GPUのような一部のGPUで動かないことに注意してください。
https://www.youtube.com/watch?v=92aga2mMaFY