令和四壬寅年 諏訪大社 式年造営御柱大祭
西暦2022年 令和4年 壬寅(みずのえとら)年
19年5月9日に下社の仮見立てが下諏訪町の東俣国有林で行われた。2時間ほどで8本のモミの候補木を選定。秋宮一之御柱の目通り周囲は362cmで前回より27cm太く、春宮一之御柱は333cmで前回より8cm太い。
19年12月20日に上社の御柱用材を茅野市玉川の御小屋山から調達する事を発表。伐採は22年3月に8本一斉に行う予定。御小屋山からの調達は92年以来5回ぶり。98年は下諏訪町の東俣国有林、04年は立科町の町有林、10年は立科町の国有林、16年は辰野町の横川国有林から調達してきた。
20年3月27日に本宮で行われた大総代会で日程が決定。山出しは上社が4月2日(土)から4日(月)、下社が8日(金)から10日(日)。里曳きは上社が5月3日(火)から5日(木)、下社が14日(土)から16日(月)。宝殿遷座祭は上社本宮が6月15日、下社春宮が5月13日。16年と曜日も含め同じ日程。
20年4月24日に諏訪大社の北島和孝宮司(61)は下社の5月7日に予定していた本見立てと前例では9月下旬に行われていた上社の仮見立ての中止を発表。新型コロナウイルスの感染防止の為。下社は19年5月の仮見立ての候補木で決定する。上社は21年に予定する本見立てで決定する。 21年4月11日に八剱神社で御柱休めが行われる。
21年5月10日 下社の御柱用材の伐採が下諏訪町の東俣国有林で行われる。
21年6月9日 上社の本見立てが行われる。参加者を45人に絞る。
21年10月18日 諏訪大社と上社御柱祭安全対策実行委員会は14日と18日の2日に分けて上社の御柱用材を茅野市玉川の御小屋山の社有林で伐採したと発表。御小屋山からの伐採は30年ぶり。本来は祭り直前の3月に伐採が行われるが、新型コロナウイルスの感染が落ち着いているこのタイミングで伐採を行った。
21年11月3日 下社の御柱祭スタート地点の棚木場に5月に伐採された8本の御柱が並び、御柱祭下社三地区連絡会議が大総代へお披露目した。10月31日に神事が行われていた。
21年11月14日 棚木場の様子。
https://gyazo.com/147a328955f9d8d90a63febe3cbb5448
秋一の大きさには同じタイミングで見学に来ていた人も曳けるのかぁと思わず苦笑い。
21年11月14日 下社木落し坂上で手順の確認会が行われる。
21年11月16日 上社御柱祭安全対策実行委員会と御柱祭下社三地区連絡会議がそれぞれコロナ禍における御柱祭のガイドライン・指針を発表。
21年11月21日 上社御柱仮置き場の様子。
https://gyazo.com/739d04cd5d10926da5bdd38e22a4160f
御柱街道の開始地点である綱置場よりも更に八ヶ岳へ登って行った先の八ヶ岳中央農業実践大学校の管理地に安置されています。
22年1月8日 御柱祭下社山出し木落し有料観覧席のインターネット抽籤販売申込開始。23日まで。
22年2月15日 上社の抽籤式が行われる。金沢・富士見が本宮四、四賀・豊田が前宮一、宮川・ちのが本宮三、原・泉野が本宮二、本郷・落合・境が前宮四、湖東・北山・米沢が前宮三、湖南・中洲が前宮二、豊平・玉川が本宮一。参列は大総代31人のみ。
table:上社担当
担当地区 目通り周囲
本宮一 豊平・玉川 3.00m
本宮二 原・泉野 2.85m
本宮三 宮川・ちの 2.70m
本宮四 金沢・富士見 2.60m
前宮一 四賀・豊田 2.95m
前宮二 湖南・中洲 2.75m
前宮三 湖東・北山・米沢 2.70m
前宮四 本郷・落合・境 2.55m
22年2月22日 上社御柱祭安全対策実行委員会と御柱祭下社三地区連絡会議は山出し祭の氏子による曳行を断念し、トレーラーなどで運搬する事を上社本宮での記者会見で発表。上社が19日、下社が21日の大総代の会議で決定した。
22年2月22日 下諏訪町御柱祭実行委員会は木落しの有料観覧席の設置の中止を決定。
22年3月18日 御柱祭下社三地区連絡会議はトレーラーでの運搬による山出し祭の日程を発表。4月8日の午前に春宮四と春宮三、午後に秋宮二と秋宮四、9日の午前に春宮一と春宮二、午後に秋宮三と秋宮一をそれぞれ1台で2本づつ載せ、棚木場から注蓮掛まで運搬する。柱毎に総勢70人前後に制限した役員がトレーラーの前後に隊列を組む。神事と木遣りは棚木場と注連掛のみで行う。
22年3月26日 上社の御柱が仮置き場から綱置場へ移動。
22年3月27日 綱置場で本宮一、本宮四、前宮四の木作りが行われる。
22年3月30日 綱置場で前宮一、本宮二、前宮二、本宮三、前宮三の木作りが行われる。
22年4月2日 上社山出しが行われる。
本一と前一、本二と前二、本三と前三、本四と前四の4台のトレーラーで綱置場から安国寺の御柱屋敷までおよそ1時間かけて運ばれる。コロナ禍での異例の形での御柱祭。諏訪大社の本祭で御柱がトレーラーで運ばれるのは史上初。車列は白バイ2台の先導の後ろに誘導車、御柱を載せたトレーラー、誘導車、LCV中継車、パトカーという構成。
山寺上交差点の下にあるJAファーム茅野・ファーマーズピアみどり店の前では本来子之神で行われる清払いの神事が行われる。
宮川橋上では御柱に向けた放水が行われる。
昭和55年から御柱の中継をしている地元のケーブルTV局であるLCVはルート各所に中継点を設けると共に、トレーラーの1台後ろにつけた中継車からの車載カメラの映像を交えての生放送。午前7時30分から午後3時まで。
時記より (タイムスタンプは数分のずれ有)
09:44:54、本一と前一のトレーラーが動き出す。
10:03:31、山寺上交差点下。JAファーム茅野。清払いの神事。本来は子の神神社で行われる物。
10:37:24、宮川橋上で放水される。
10:42:54、御柱屋敷への到着に合わせ、本二、前二が出発。
10:54:12、本一が接地。
11:02:28、前一が接地。
11:37:19、本二、前二が宮川橋の上で放水を受ける。
11:40:22、本三、前三が出発。
11:42:23、本二、前二が御柱屋敷到着。
11:51:46、本二が接地。
12:02:06、本四、前四が出発。
12:03:06、ピアみどり前 本三、前三のお払い。寝神社、子之神。
12:36:54、宮川橋に本三、前三。
12:42:44、本三と前三のトレーラーはバックで御柱屋敷に到着。クレーン上で反転させなくてもよいのは楽か。
12:44:32、本四、前四が出発。
13:08:58、本四、前四の清払いの神事。
13:25:13、本四、前四が旧本社跡前で停まる。交通誘導を行う。
13:44:36、宮川橋に本四、前四が到着。放水が行われる。富士見・金澤の帆掛けも。
13:50:49、御柱屋敷に本四、前四がバックで到着。
13:57:55、本四が接地。
14:15:06、前四が接地。
22年4月5日
茅野市安国寺の御柱屋敷に安置されている8本の諏訪大社上社の御柱を見てきた。
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22年4月8日 下社山出し初日。午前に春宮四と春宮三、午後に秋宮二と秋宮四がそれぞれ注連掛に運搬される。
22年4月9日 下社山出し最終日。午前に春宮一と春宮二、午後に秋宮三と秋宮一がそれぞれ注連掛に運搬される。
旗持ち、役員、各係、御幣、トレーラーに乗った御柱、各係という隊列。
table:下社山出し曳行担当
春宮四 岡谷市湊
春宮三 岡谷市川岸
秋宮二 諏訪市上諏訪
秋宮四 岡谷市三区
春宮一 岡谷市七区
春宮二 岡谷市長地
秋宮三 下諏訪町
秋宮一 下諏訪町
22年4月15日
今しかないと思い雨が降っている中だけど注連掛へ御柱と桜を撮りに行きました。
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22年4月15日 里曳きは氏子による曳行と発表。
22年4月16日 春宮一、春宮三、春宮四の御柱休めが行われる。
22年4月16日 前宮一、前宮二、前宮三、前宮四の御柱休めが行われる。
22年4月17日 下諏訪町の各所で祭り飾り付けが行われる。
祭り飾り
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22年4月17日 秋宮一、秋宮二、秋宮三、秋宮四の御柱休めが行われる。
22年4月17日 本宮三、本宮四の御柱休めが行われる。
22年4月23日 本宮二、本宮一の御柱休めが行われる。その後中金子の八立神社まで曳行される。
22年4月24日 春宮二の御柱休めが行われる。
22年5月3日 上社里曳き初日。本来の日程とは違い、本宮の4本のみの曳行。本宮一はわかされまで、本宮二は権祝邸前まで、本宮三は神長官守矢資料館まで、本宮四は高部東信号までの曳行。本宮一はほぼ時間通りの曳行開始だが、本宮二の出発が大幅に遅れ、その後の曳行もゆっくりめ。最後の方は本宮三と本宮四が合同で突っかける状況に。
22年5月4日 上社里曳き中日。本宮の4本は前日のお宿から出発し、本宮の引付地点までの曳行。前宮の4本は御柱屋敷から前宮の曳き着け地点までの曳行、冠落しの神事まで。本宮四は境内へ曳き着けた所で曳行終了。その後はメドを外して方向転換したところで、本日の曳行は終了。翌日の午前6時から曳き着けるとの事。前代未聞。本宮三と本宮四が階橋でバランスを崩すアクシデント。
22年5月5日 上社里曳き最終日。8本全ての建て御柱。本宮四は早朝の内に曳き着け。本宮二も朝の内に建立地に移動済。本宮は一之柱、四之柱、二之柱と順に冠落しの神事から。前宮はそれぞれ冠落しから。大社なので三角錐に。前宮一が途中でバランスを崩すアクシデント。
22年5月13日 下社春宮で御宝殿遷座祭が行われる。
22年5月14日 下社里曳き初日。春宮一から四、秋宮一から四の順に注蓮掛をミニ木落しと共に出発。春宮の4本は春宮境内へのミニ木落しからそれぞれの建て御柱の位置まで曳き着け。秋宮一と二は春宮境内へのミニ木落しを経て下馬橋近くに2本並んでお休み。秋宮三は春宮境内の鳥居近くに。秋宮四はミニ木落しをした状態で、方向転換もせずに初日の曳行は終了。注蓮掛からの曳出しの時間が柱を経る毎に予定時間に対し遅くなり、秋宮四は夜中のミニ木落しとなりました。それでも、道路の使用許可の関係と翌日には曳行担当が変わるということもあり、春宮のミニ木落しまでは持っていきました。秋宮四は曳行開始直後は追いかけ綱の締め直しや御幣の位置直しなどあり、またその後は曳き子の数が少ない事もあり、なかなか進みませんでしたが、春宮への手前ではには秋宮三に追いついていました。
@ymune: 秋宮ニ之御柱の注連掛ミニ木落しを木遣り3回から国道への曳き出しまでが撮れました。 https://youtu.be/AsNSUFAnbuI
騎馬行列参加は第一区騎馬委員会、下諏訪町第三区騎馬保存会。
22年5月15日 下社里曳き中日。春宮一と春宮二と春宮四がそれぞれ建て御柱を行う。秋宮の4本はそれぞれのお宿から曳行を開始。秋宮一から三までは建て御柱地点まで曳き着け。秋宮四は魁町の通りに曳き込んだところで曳行終了。
とにかく、前の柱が時間を守らないと、後ろの柱はどうにもならない。勝手に休憩が取れる前の柱と、計画的なまとまった形での休憩が取れない後ろの柱。renya.icon
長持ちエリア出演団体は立町長持ち保存会、東山田長持保存会、久保三町長持同好会、社東町長持保存会、星が丘長持保存会、四王長持保存会、赤砂長持保存会、鷹野町長持保存会、北真志野 若れん、東堀長持保存会。萩倉長持会、武居長持保存会、小井川区長持保存会、上浜区長持保存会、西堀区長持ち保存会、丸山長持保存会。
神賑わいステージ出演団体は御諏訪太鼓保存会、下諏訪町消防音楽隊、下諏訪町消防ラッパ隊・子どもラッパ隊、宮四王誠慶太鼓。
22年5月17日 下社里曳き最終日。春宮三の建て御柱。秋宮一から三の冠落しから建て御柱。秋宮四の魁町からの曳行と冠落しそして建て御柱。
table:下社里曳き曳行担当
初日 中日 最終日
春宮一 岡谷市旧市内
春宮二 岡谷市長地
春宮三 下諏訪町1、6、7、9区
春宮四 岡谷市湊
秋宮一 岡谷市川岸 諏訪市上諏訪
秋宮二 諏訪市上諏訪 岡谷市湊、川岸、長地
秋宮三 下諏訪2、3区 岡谷市旧市内
秋宮四 下諏訪4、5、8、10区 下諏訪全町 下諏訪全町
22年5月22日 下諏訪町第10区若宮神社の御柱見立てが行われる。
22年6月5日 下諏訪町第10区若宮神社の御柱伐採が行われる。
@ymune: 伐採が行われた下諏訪町富部区の若宮神社の御柱 https://pbs.twimg.com/media/FUehvg0acAETlFe.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FUejZ7tUsAATiXQ.jpghttps://pbs.twimg.com/media/FUejZ7sUUAA8ubO.jpg
22年6月15日 上社本宮で宝殿遷座祭が行われる。東宝殿から新築された西宝殿に神宝神輿を遷御。
22年6月19日 諏訪市中洲中金子の八龍神社にて古御柱祭の締めくくりとなる御柱休めの儀が行われる。
22年7月3日 神奈川県横須賀市の大津諏訪神社で御柱祭が行われる。秋宮四之古御柱を譲り受け、境内に建立。創建1200年の2024年に諏訪大社から八坂刀売神の分霊を受ける予定。
22年7月17日 下諏訪町第10区の若宮神社で山出し祭が行われる。
@ymune: 山出しの曳行を終えた若宮ニ之御柱。ここで里曳きを待ちます。 https://pbs.twimg.com/media/FX2XM6CaMAEXbzv.jpg
7月17日 長崎県壱岐市の城山公園で第5回壱岐市御柱祭記念式典が行われ、本宮二之古御柱の建立が行われる。海曳きや里曳きは行わなかった。