地球の裏側とリモートワークする
福澤と言います。議論というか、意見を言いたくて書きます。
自分はここ数年海の向こう側の会社と契約して、時差のある組織とリモートワークをしてきました。日本にほぼ一人で仕事するという感じです。
日本ではリモートワークというと、離れた場所にいるけれども同一時間帯の人たちとチャットやオンライン会議ツールを駆使して仕事するというイメージが強いですが、リモートワークはもっとアグレッシブにできると思っています。その経験を元にポイントをまとめると
できるだけ権限を移譲し、いちいち上司に問い合わせない
打ち合わせを減らし、定期連絡、定期作業を主体にする
指示のリスト化を行う
議論もドキュメントベースで行う
といったところでしょうか。要するに仕事をシンプルにして、ぶれる箇所を少なくすれば、地球の裏側ともリモートワークできると思っています。みなさんが今からブラジルの人と仕事するとしたら、どうしたらいいかを想像してみれば良いと思います。
個人的には今日本で流行っているのは、「テレワーク」であって、リモートワークではない(というか、この二つを区別したい)と思っています。
みなさんの意見はいかがでしょうか?
テレワークとリモートワークの定義的な違いってあるのだろうか。でも、ただ単に「テレ」的な技術で接続することだけでなく、そもそもの接点を権限委譲などをキーにしてフリーにしていくことで「リモート」とする、というのは分かるような気もしますhtomine.icon
返信ありがとうございます。もちろん、「テレワーク」と「リモートワーク」を分けているのは、僕の便宜的なものです。普通は一緒の用語と理解されると思います。まあ、一種の密結合と疎結合と考えていただければ。疎結合にすることによって、特定領域に強い地球の裏側の人材とも仕事ができるし、また、本人も集中的に仕事をしてあとは遊べるという風に、ワークライフバランスも取りやすくなります。実際にリモートの仕方を経験すると、一生懸命密になって仕事すぐのが窮屈だし、スピードも出にくいですと感じます。人間、一人で走っている方がよっぽど早く走れます。なので、そういう仕事のブレイクダウンをオススメしたいです。shun.icon すごくわかりますshokai.icon
Scrapboxの開発では議論をドキュメントベースでやっています
これはいいですね、やはり htomine.icon
音声会話やチャットは1つずつ順番にしか話せなくて非効率なので
特に海の向こうのブラジルの人と...ってなるとこの方式の非効率さが際立ちますね。12時間に一度しか言い合えないrakusai.icon
打ち合わせを減らすのも、機能の案(何をやってどう良くなるのか)を1ページに書いて、文句が無かったら実装まで一気に行きます
ただ、この方法は企画時点で良さそうでも動かしてみて変な感じだったら廃案になる事を承知で実装する、強い心が必要
わかるakix.icon
できるだけ権限を移譲し、いちいち上司に問い合わせない
これはGyazoの場合、結構達成できていて、ScrapboxとGithubのレビューで気が済むまで意見を集めたらジャンジャン開発を進めるようになっている
手が空いて何するか悩んだ時とか、Pros/Consの幅が大きくて判断に困る時とかに問い合わせる雰囲気で運用
打ち合わせを減らし、定期連絡、定期作業を主体にする
1日1回、Daily MTGで進捗報告をしている
非同期のコミュニケーションだけで状況を把握するのが難しかった ただし、Daily MTGの参加は「できるだけ参加する」という感じで進めているので、参加しなくても残された文書から進捗を察している感じ
幼稚園のお迎えで参加できなかったり、タイムゾーンが違っていたり、寝てたりするので
究極、人間が発話しなくても仕事が進むところまで持って行ければ最高だと思っている
指示のリスト化を行う
Gyazoの場合、マーケティングチームに北米在住の人がいるので、プロジェクトが時差の影響を受けてます
最大12時間ぐらいキャッチボールが止まることがあるので分かりやすいコミュニケーションをする必要がある
「分かりやすいコミュニケーションとは何か?」で試行錯誤しているが、まだ答えが出ていない
議論もドキュメントベースで行う
Gyazoの開発もドキュメントベースで進めるようにしています
Scrapbox/Github/Google Driveだけあればだいたい済む
Scrapboxで議論
具体化したらGithubでissue起票&実装
数値計測等はGoogle Spreadsheet等も利用
計測結果のグラフはGyazoってScrapboxに追記する
↑という感じでPDCAをまわしている
わかるrakusai.icon
うちでも同じ気がします。米国の人とは一日一回のMTGはうまくいってません
↑で最初に書かれている通りに運用していますね。scrapboxは、ドキュメントベースで議論しやすいように設計してます
また、「Tom's task」みたいなページがあり、そこでタスクの進捗やリストを書いて報告しています。
更新はslackに流れてきます。
ご理解ありがとうございます。僕の場合、某所では二時間毎にSkypeで「今何しているか」を報告するということをやっていました。参加者が地球のどこにいるかわからない状態なので、一日一回のMTGは不向きでした。shun.icon