家族の多様性
エマニュエル・トッド
家族形態と社会制度を比較
夫婦がいて子供がいるだけの小さな家族
一つの家に2世代
直系家族
子供の一人が跡取りとなり、結婚後も同じ世帯に残り続ける家族
3世代
支配的な地域
共同体家族
女子が結婚したら夫の世帯へ移る一方
男の兄弟全てが結婚後も同じ世帯に残る家族形態
大家族
ユーラシア大陸中央部に誕生し、急速に拡散した新しい形態
外婚性
共産主義国家に見られる
共同体家族は特定の跡継ぎを指定せず、1人の父のもとで兄弟が平等に暮らす家族である。
したがって、政治的な権威主義と経済的な平等主義が受け入れられやすい。
それ故、共産主義が根付いた
共産主義による家族の否定そのものが、共同体家族と言う特定の家族を生み出したイデオロギーでしかなかった可能性
20世紀の歴史を決定したイデオロギー分布の源には家族の存在がある
家族→社会思想による家族の破壊→家族