アロポイエーシス
アロポイエーシスとは要するに
システムがシステムそれ自体を生み出すのではなく
種類の違うものを生み出すことを指す
例えば、車の工場がわかりやすい例だろう。
工場は一つのシステムとして機能しているが
原材料がこの工場というシステムのインプットとして注入されたとき、アウトプットは何だろうか?
仮に車の工場がオートポイエーシスの働きをしていれば
工場そのものがアウトプットとして生まれてくるはずである
しかし、「工場が車の製造に必要な原材料を使って工場を作る」というのはおかしな話である。
実際にもそのようなことは起こらず
原材料から車というアウトプットが生まれてくるはずである
これはまさに、車の工場がアロポイエーシスとして機能しているからなのだ。