初期仏教
(原始仏教)
だいたい2500年ほど前(紀元前6世紀頃)に
インド北部ガンジス川中流域で、釈迦が提唱し成立したと考えられている
当時のインドでは祭事を司る支配階級バラモンとは別に
サマナ(沙門)の文化を出発点としている。
釈迦が死亡して後
直ぐに出家者集団(僧伽、サンガ)は
個人個人が聞いた釈迦の言葉(仏典)を集める作業(結集)を行った
これは「仏典結集」と呼ばれ
マハーカッサパ(摩訶迦葉尊者)が中心になって開かれた
仏典はこの時には口誦によって伝承され、後に文字化される。
釈迦の説いた法話を経・律・論と三つに大きく分類し
それぞれ心に印しているものを持ち寄り、仏教聖典の編纂会議を行った。
これが第一回の仏典結集である
最も古い仏教経典集である阿含経は
初期仏教の姿が色濃く反映されている。
初期仏教は
人が苦しみから脱却する方法として
あくまで自力による出家と修行を必要とするものであったが
より広く救いを求める切実な願いが原動力となって形成されていった仏教の派(の総称)が大乗仏教である。
ただ、そのような大乗仏教も、初期仏教における世界観・救済観を乗り越える形で、業や空などの内実を変容・発展させていったという経過があるため
前提となっている阿含経を知ることは、大乗仏教を深く知る上でも有益