ステラーク / Stelarc
#単語帳
身体拡張を実践する現代美術アーティスト。
「第三の耳」を腕に埋め込んで、そこにつけられたマイクをインターネットで配信するなどしている。
第三の腕の第一人者としても有名。
「第3の耳」を持つ現代美術家ステラークは、テクノロジーの時代に「生身の身体は時代遅れ」と考えた【動画ライター】 - bouncy / バウンシー
2025/09/19 VR学会での講演
来年80歳だけど今も活動している。めちゃくちゃお若く見える……
作品の紹介
Internal body probes
体内、胃や肺の中を映した映画
Third hand
"A prosthesis not as a sign of lack but rather a symptom for an excess"
お腹と足の筋肉を使ってEMGで動かせる
Ping body
ネットのPingの情報を自分の筋肉に接続する。インターネットアクティビティがアーティストを制御するようになる
Movatar
上半身に外骨格をつけて、他人のアバタとして制御できるようにする。"Inverse motion capture system"
生きている人、死んでいる人の間のスペクトラムにある人たち、義肢を使っている人たち、人工生命などはすべて同じ体験や感覚を共有している
人間中心主義からの脱却。「Being digital」とは、body inhabits a flattened ontology of interacting algorithms, machines, etc. であること
Being human is perhaps not remaining in realm of human at all
この作品群はすべてAlternative anatomical architectureの探求のため
Ear on arm
医師を見つけるのとfundingのために10年かかったらしい
ちゃんとマイクは働いた
permanentな手術ではないのでもうマイクは取り出さないといけなかったが、今でも本当に腕に耳がある
Kyoshin / sonic resonance
ロボットアームにカメラがついている
ロボットアームは基本的に6DoFで動いているが、一時的に人間の手でオーバーライドできる
筋電や手の動きに合わせて音が鳴る
https://www.youtube.com/watch?v=JyNQULv9RVY
質疑応答
「義手や臓器移植などによって延命がなされるならば、生物学的な死にはもう意味がない。我々が死ぬのは生物学的に死んだときではなく、大きなシステムが終わったとき。」
鳴海先生「AIがコントロールする身体と人間がコントロールする身体に差はあると思う?」
ステラーク「日本にいるアーティスト(もの派)に、よく"High-tech, low-art"といじられていた」
「我々は徐々に、人間としての性質を社会、文化などにアウトソースしてきて、それが今はAIになった。でもこれは新しい現象ではない。システムの中に生きていることは同じ」
アーティストとして、実験したい
アクシデントやunexpectedがあることが重要。artはslippage between intention and acutalizationと定義できる
どういうモチベーションでアートを作ってるの?
2025/10/08 KMDでの講演
様々な身体改造(Body as object)
Face transplant
Skull piercing
ダッチワイフ
ゾンビ:自らの意志を持たず無意識的に動く肉体
サイボーグ:徐々に自動化された機械・人間の複合体
我々は無意識的であること、自動化に恐怖心を覚えるが、実は我々はすでにもうなってしまったもの、ずっとそうであったものに恐怖を覚えているのではないか
Mike Parr
https://www.youtube.com/watch?v=-cgYvHNSNQM
ステラークの作品
岩とバランスを取るボディサスペンション
Sitting/swaying: event for rock suspension (Tokyo, Japan, 1980) (from 'Suspensions' portfolio) 1990-91
https://gyazo.com/c1c18d1a4384f1910d4a51cacc034dd1
パフォーマンスという言葉は好きではない。これはtheatricalすぎるから。
代わりにEventという言葉を使う。Eventはアクシデントだし、何かが起こる、それも予期しないことがという意味を含んでいる
STELARC | BLENDER
自分とパートナーの共作。両方の血液、脂肪、その他生体組織を4.6Lずつ抽出して、それを巨大なミキサーの中に置く。
ミキサーには近接センサーがついていて誰かが近づくとミキサーがオンになる。
中身は最初はlumpyだったが、だんだんsmoothになっていった。(ムフフフフと笑いながら)
Actor Network Theory, Object oriented ontology, IoTが大事だと思っている
先2つは人間を特権化しない存在論なので大事だと思っている
IoTも人間とオブジェクトをコミュニケート可能にするので大事だと思っている
質問:What is your next goal?
One project generates another project, and you have to be optimistic
ずらし