コメント vs. Pull Request
#ミニペーパー
Figma、Notion、GitHubのコメント機能の比較。
2025/04/04
最近、NotionでもFigmaでもコメント機能は(うまく使わないと)かなり諸悪の根源という説を推してる
コメントするという行為が簡単すぎて、TODO・TODOでないもの・TODOのつもりで始まったけどリプライで議論が紛糾して結局どっちになったかわからないものが気を抜くとすぐに混じり合う
重要な提案も雑なアイデアも同列の優先度で表示されてしまうし
極力NotionではなくDiscordで会話するようにしてます
江口
ただ、DiscordはDiscordで、スレッドを使うコストやや高いので、複数の話題を同時に議論しにくいのがあるから、
コメントする側としては、それを全部Discordでやる、とかもかなり辛くはある
(あとどの場所に対してのコメントなのか?をそれぞれ言語化しないといけないから、長くなりがちでもあるし)
コメントを受けた側が必要なものを判断してTODOにしたりresolveしていくではあんまり解決されない?
結局discordでのテキスト議論でも同様のコストは発生する気がしてます
自分
コメントされた以上、Resolveするにしても正当な理由をつけて返信しなきゃなとは思っちゃうよね
Discordと違ってUIとして常にめっちゃ見えるとこに出るから、マインドシェア取られるし
Discordである程度議論して、必要があったらその都度NotionのカンバンとかGitHub issueにするが自分は理想かも
よく考えたらNotionに自由にコメントできるって、「VSCodeに表示されてるコードに自由にコメントできる」みたいなことだもんな。VSCodeの右側にいろんな人のコメントついてたらマジで生産性下がりそう
その点GitHub PRのReviewの仕組みって本当よくできてるな……コメントみたいなUIで記入できるけど、コメントみたいな見た目では表示されない絶妙なラインだ
うわー、GitHubの設計してる人素晴らしすぎるしNotionにPRみたいな仕組みほしすぎるんだが!!
Issueは優先度低ければ放置しててもほぼ問題ない仕組みなの素晴らしい
とりあえずのアイデアを置いておいても邪魔にならない
PR Review、記入するときはコンテンツの位置に書き込むけど、Submitした後は時系列の中に入って流れるようになるのがカギだ
→ 物質性/アイデア性
GitHubのPull Requestは、コメントを書き込むときには物質的だが、その後の議論の流れはアイデア的。大量のスレッドが立ちうるけど、それらが大きな議論の流れの中で見失われないようになっている。
我々がアクションを起こすときは必ず時系列になる。一度に大量のことはできないし、同時には見られない。重要でないことは忘れていく。これを許す構造になってるのがGitHubのPR。
Google DocsやNotionはシンプルにこの逆をいってる。Figmaも超物質的で、完全に位置で指定するオブジェクトを作っている。
こうしてしまうと、全てのものに平等に位置が与えられ、平等に表示される(大きさとか薄さがあったら逆にいいのかもね)。これがメリットとデメリットを産んでいる。
ChatGPT Deep Research
https://chatgpt.com/share/6826a82a-a690-800c-8c15-19fb81bc6701
あまりにいい感じ。これから思ったことは全部Deep Researchに聞こう。
開発者コミュニティでも「巨大なPRでは、レビュアーは膨大な認知的処理を強いられ、誰も全てを理解した上でフィードバックすることはほぼ不可能だ」という指摘があります。レビュアーは実行中のプログラムを見るわけではなく、画面上に“印字された”コードから頭の中で動作をシミュレートする必要があるためです。
これは手続き的 vs. 宣言的の話だ。