ジョブ理論に関するメモ
個人的なメモ
ジョブとは
ジョブは状況によって決まり、その解決策たるプロダクト、サービスもその状況でのみ機能する 「状況」を問うための質問
5W1H
三十分前に何をしていたか
次は何をするつもりか
どのような社会文化政治的プレッシャーがあるか
ライフステージのどこか
どんな家族構成にあるか
財政状況は?などの質問が可能
ジョブはだいたい反復する だからこそ製品になる
ジョブに対して機能過多なのはよくない
総花的なプロダクトだと、「何のジョブに応えるか」が不明瞭に
ジョブに過不足なく答えているか?
顧客の進歩に必要なものは?真の競争相手は?
ジョブに結びついた製品コンセプトを保てる企業が大事(大企業にとっては難しい?ユーザーとの距離が遠い?)
企業のビジョンとジョブが一致するのもよい話(「チームワークあふれる社会をつくる」はジョブなのか?)
期待値コントロール
レビュー機能が発達してる市場では特に、不要な顧客を切り離したり、期待値を適正にコントロールしないと悪評がすぐに立つ
受動的/能動的データ
受動的データとは 商品販売前のジョブに関するデータ 探しに行かないと得られない 能動的データとは スプレッドシートの数値データ、売上など飛んでくるデータ 他理論との結合
ジョブ理論単体では使えない感(他の具体的なリサーチ手段、あるいは具現化のためのプロトタイピングの手法などが必要)
議論ポイント
ジョブとジョブでないもの区別が難しい(なぜ?と複数回問う、固有名詞は登場しない、などが大事なところか)
イノベーション以外の場面(非新規商品にも適用可能か?
ゼミでの輪読を踏まえての内容
フレームワーク
ジョブマップ(おそらくジョブを分解分析して新しいアイデア出すの向き?) マーケティング4.0で言われていた、5Aにおけるアスクが少なくアウェアが多い場面について
直感・衝動買いと見せかけて実は細かい思考がなされていた
書籍中のマットレス購入の事例などもそう
衝動買いとこれまでされてきたものの、実はそうではないパターンがいくつかある
書籍中のBtoBの年金サービスを企業向けに導入してもらう会社 担当者の心情的な部分が購入につながるので、一概に合理的に交流プロセスを踏んでるとはいえない
アスクが大きい合理的購入の場面でも心情面が効いてくる
第一の思考に対してこっそり影響を与えているのが、顧客プロファイル(というかジョブの状況)ではないか?
第一の思考だったらパケ買いそうだけど、顧客プロファイルを引用すれば第二の思考?
システム1は社会的、感情的ジョブであり、システム2は機能的ジョブかも
書籍中、中年の人用のおむつの事例
システム1に引っかかるから(=恥ずかしさを感じる社会的ジョブ)で購入までに至らなかった消費者が、おむつを普通の下着のようにしたらシステム1を突破し購入行動まで至った
中国のおむつの例
眠りに良くて、学力向上を訴求
システム1、母親心に訴えかけたからこそ購買につながった?
販売の際はシステム1(社会的、感情的)ジョブを満たした上で販売計画を立てるべき
でも機能的ジョブが果たされていないと継続的な購買にはつながらない
解雇と雇用(Hire Fire)
ずっと昔から使っているものを解雇し、新しいものを雇用するのに億劫
新しいものを購入するためには、今の選択肢を解雇し、新しいものを雇用する必要あり
赤チンや大納言小豆は解雇できない地位を保っている
小さい頃から使用しているものは、人生をともにしている感があるので解雇できない
無消費が競合になる
現状維持と新しい商品の魅力のどちらが勝つか
そのため、キャズムが生まれる?
コンテンツ業界は解雇雇用行動が激しいのでは?
時間、アプリ、部屋のスペースの奪い合い
何かを解雇する必要がないモノは雇用されやすいかも(腕時計など)
その分新しい文化だったりもするのでそもそも無雇用との戦いになるかも
ジョブはいつ生まれるのか?
機能的ジョブ:社会や文明が発達して、それに付随した困りごとが発生したとき
例:新しいビジネスが生まれ、新しいBtoBサービスが必要とされる。
新しい公害が生まれ、新しい病気が生まれる
社会的/感情的ジョブ:文化が変わった時
例:「インスタ映え」の文化が生まれ、
「インスタ映えするものを欲するジョブ」が生まれたこと
ジョブ理論の反例・書籍内で議論されていないポイント
ジョブが不合理である可能性
短期的に必要なジョブが長期的にその人のニーズを満たすわけではない
消費者にも短期的なメリットと長期的なメリットが有る
本人の中で一致してない可能性もある
その中でどっちを選択するかは本人にはわからず企業的な倫理による
消費者のジョブを突き詰めて、それに合わせて製品作れば売れるのは間違いないが、それを売ることで消費者が長期的に幸せになるか/倫理的な面は不足してる?
預金
直感的に預金の良さを実感させることによって、長期的な預金が可能になる
ジョブをコントロールすることが可能
ジョブに強さが存在する(短期的メリット>長期的メリット)
ジョブって作れる?
煽り広告などで社会的なジョブは作りやすい(まだ東京で消耗してるの?)
そのジョブに持続性があるかは別として
すでにあるものに対して変形を生み出すことになるので、瞬間的にジョブが生まれるが長期的には難しい
潜在的の可能性もあるかもしれませんが、例にもあった不快な匂い(ファブリーズMENのCM)とかは、人に直接聞きづらかったり、自分では分からないから予防したりしようという不安要素の感情的なジョブを解決するために作り出されているなと感じました
ジョブを明確化させる、ジョブをよりはっきりと構築するという広告の役割
優先度の低いジョブをより明確にし、確度を高め、購買につなげる施策?
イノベーションが起こるときにジョブ理論をどう使うか?
使われ続けることを前提、長く存在するジョブを前提にアイデアを充てる
その時新たにジョブを作ることはたぶん考えていない
今あるジョブを探し出し、商品を作り出す点ではこの書籍の内容で良い
ジョブを変形させるということは本では考えられていない?
ジョブを作り、状況を生み出すことにより、購買に結びつけることが生まれる
社会的なジョブが生まれる=文化が変わる(世代交代、移民)
機能的なジョブが生まれる=社会が発達して、それに付随した困りごとが発生
ジョブが存在しないマーケットは存在するのか?
自然発生的に生まれた場・プロダクトとかもあるのでは?
ジョブを踏まえた上で製品が作られたわけではない
結果として色んな人の何らかのジョブを満たしている場所も存在する
地域のプラットフォーム(多様なインセンティブを満たしている場)
一つのビジネスが多様なステークホルダーのそれぞれのジョブを満たしていることはある(当たり前だけど
イシューから始めよと本質的に言っていることは近い
本内ではインタビューの事例が多い
インタビューで「重視する」と言っていても、実際は重視していない項目がある
ホテルなら「予約のとりやすさ」「立地」「キャンペーン」などは、申告に反して実際は重視されないらしい
行動分析の手法は他にもある
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