キャズム
キャズムとは
アーリーアダプター(ビジョナリー)とアーリーマジョリティー(実利主義者)の間の溝
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新しいテクノロジーから生まれた商品、ハイテク製品を前提として生まれた
イノベーターとビジョナリーの間の断絶などクラックと呼ばれる
キャズムの越え方
アーリーマジョリティ層をセグメンテーションしてそこに集中的に攻め入ることで越える
ビジョナリーの特定のプロジェクトに合わせて、オンデマンドで製品をカスタマイズして提供する
この事例をもとにイノベーターやビジョナリーの間での導入事例を増やしていく(3-5社で頭打ちになるが
例え汎用的なプロダクトでもその時は利用用途を特化する
アーリーマジョリティ層のセグメンテーションの条件
口コミでコミュニケーションを取り合っている市場のひとかたまり
そこを先行事例に他の市場に攻め込める
市場サイズが、そこで過半数シェアを取れるほど小さい
ペルソナ、利用シナリオなどを作成可能なほど質的にはデータが集まっている
(業界のミーティングや会合はあるのでそこでキーマンとコミュニケーションとりつつ提携)
キャズムを越えた先で大事なこと
製品について
実利主義者が期待するのはコアプロダクト(基本性能)よりホールプロダクト(拡張機能など含む体験全体での価値)
製品中心から市場中心への世界観のシフトが必要
製品の基本性能での勝負はキャズムを越える前に終わらせておき、むしろその後は連携を前提としてパートナーの充実を考えていくのがよい
プロモーションについて
新製品ではなく新市場がきていることをアナリストと新聞、メディアに伝えていく
従ってホールプロダクトで勝っているように、業界標準であることとそれを実際にアピールすることが大事
複数用途でのホールプロダクト整備はかなり大変なので、そういう意味でもニッチマーケットに絞るほうが良い
競合の考え方
自社がBoxの開発なら
対抗製品:マーケット全般を占める同一系統の新テクノロジー(ドロップボックス)
→こいつとはセグメンテーションで差別化する
代替手段:現在ターゲットマーケットを支配する旧テクノロジー(MSのファイル共有サービス)
→こいつとの優位性を明らかにしつつこいつから予算をぶんどる