Nina Fischer & Maroan el Sani
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ベルリンを拠点とするアーティスト・デュオ、Nina Fischer & Maroan el Sani(ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・サニ)は、1995年より共同で制作活動を行ってきた。二人の実践は、介入的かつシチュエーショニスト的な手法を取り入れながら、アート・サイエンス・テクノロジーが交差する領域に位置している。二人は、映像、サウンド、インタラクティブ・インスタレーションなどのタイムベースド・メディアを用い、領域横断的なリサーチを通して、気候変動がもたらす心理社会的な影響を、人間以外の存在の視点も含めて探究している。作品は、人間中心的な物語を問い直しながら、あらゆる生命の相互連関に目を向けるものであり、環境変化の影響を受ける生態系や種、さらには人間以外の存在に想像上の声を与えようと試みている。また、地域住民や科学者との協働を通じて、コミュニティとの対話や具体的な行動を促すアプローチも特徴的である。アートを「気づき」のきっかけとして用いながら、コミュニティのレジリエンスを育み、共有された懸念をアクティヴィズムへとつなげていく。その実践は、観客を受動的な観察者から能動的な参加者へと導くことを目指している。
【参加した主な展覧会】
シャルジャ・ビエンナーレ15 – Thinking historically in the present(アラブ首長国連邦、シャルジャ、2023年)
マニフェスタ13 – The European Nomadic Biennial(フランス、マルセイユ、2020年)
Nina Fischer & Maroan el Sani「Freedom of Movement」(MAXXI 国立21世紀美術館、イタリア・ローマ、2017年)