1意識、2自己意識、3理性、4絶対知
1708夜『精神現象学』G・W・F・ヘーゲル|松岡正剛の千夜千冊
1「意識」、2「自己意識」、3「理性」、4「絶対知」という構成である。半分以上は退屈で、残りの半分はうねうねした説明に参ったが、まさに意識→自己意識→理性→絶対知の順に読み手が絨毯模様の中で絶対知に向かうようになるはずだという意図には惹かれた。
意識から自己意識、そして理性という流れまではいいのだが、絶対知に向かうところが少々危うさを感じる。
これも
プラトン・トラップ
の一種ではないだろうか。