虚無とは意味の喪失である
以上。
何かしらに意味を見出せなくなるとき、そこに虚無が残る。
はじめから何もないわけではなく、あるべきもの(あるいはかつてあったもの)が喪失ときに、虚無が実感される。
意味は見出されるもの
世界は、物質で満ちているが(宇宙はともかくとして)、しかし、意味には満ちていない。
意味は、それを認識する主体があってはじめて生成(というよりも実感)されるものである。
その意味で、この世界はありのままの状態は、意味的に無である。
私という主体が立ち上がり、そこから意味が生じる。
実際は相互作用の結果なので、主従関係ではない。
逆に言えば、私という主体は、意味生成装置、意味器官だと見立てられる。
私という主体は、常に意味を欲している
そのような意味認定の行為がエラーとなるとき、虚無が生まれる。
しかし、意味が生成されるものだとするならば、別のルートで意味を立ち上げていけばいい。