紀伊國屋じんぶん大賞
第1回(2010年)
大賞:佐々木中『切りとれ、あの祈る手を』河出書房新社
ほかに「ベスト30」として順位のない形式で選出された。
第2回(2011年)
大賞:國分功一郎『暇と退屈の倫理学』朝日出版社
第2位:開沼博『「フクシマ」論:原子力ムラはなぜ生まれたのか』青土社
第3位:東浩紀『一般意志2.0:ルソー、フロイト、グーグル』講談社
第4位:與那覇潤『中国化する日本:日中「文明の衝突」一千年史』文藝春秋
第5位:宇野常寛『リトル・ピ-プルの時代』幻冬舎
第3回(2012年)
大賞:柄谷行人『哲学の起源』岩波書店
第2位:小熊英二『社会を変えるには』講談社〈講談社現代新書〉
第3位:ダニエル・L・エヴェレット(英語版)『ピダハン:「言語本能」を超える文化と世界観』(屋代通子訳)みすず書房
第4位:坂口恭平『独立国家のつくりかた』講談社〈講談社現代新書〉
第5位:片山杜秀『未完のファシズム:「持たざる国」日本の運命』新潮社〈新潮選書〉
第4回(2013年)
大賞:千葉雅也『動きすぎてはいけない:ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』河出書房新社
第2位:國分功一郎『来るべき民主主義:小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題』幻冬舎〈幻冬舎新書〉
第3位:白井聡『永続敗戦論:戦後日本の核心』太田出版
第4位:鈴木健『なめらかな社会とその敵』勁草書房
第5位:速水健朗『1995年』筑摩書房〈ちくま新書〉
第5回(2015年)
大賞:東浩紀『弱いつながり:検索ワードを探す旅』幻冬舎
第2位:石岡良治『視覚文化「超」講義』フィルムアート社
第3位:加藤直樹『九月、東京の路上で:1923年関東大震災ジェノサイドの残響』ころから
第4位:ティム・インゴルド『ラインズ:線の文化史』(工藤晋訳)左右社
第5位:最相葉月『セラピスト:Silence in Psychotherapy』新潮社
第6回(2016年)
大賞:岸政彦『断片的なものの社会学』朝日出版社
第2位:森田真生『数学する身体』新潮社
第3位:大澤聡『批評メディア論:戦前期日本の論壇と文壇』岩波書店
第4位:武田砂鉄『紋切型社会:言葉で固まる現代を解きほぐす』朝日出版社
第5位:小熊英二『生きて帰ってきた男:ある日本兵の戦争と戦後』岩波書店〈岩波新書〉
第7回(2017年)
大賞:加藤陽子『戦争まで:歴史を決めた交渉と日本の失敗』朝日出版社
第2位:ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』(柴田裕之訳)河出書房新社
第3位:管賀江留郎『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』洋泉社
第4位:栗原康『村に火をつけ、白痴になれ:伊藤野枝伝』岩波書店
第5位:道場親信『下丸子文化集団とその時代』みすず書房
第8回(2018年)
大賞: 國分功一郎『中動態の世界:意志と責任の考古学』医学書院〈シリーズケアをひらく〉
第2位:東浩紀『ゲンロン 第0号:観光客の哲学』ゲンロン
第3位:松村圭一郎『うしろめたさの人類学』ミシマ社
第4位:上間陽子『裸足で逃げる:沖縄の夜の街の少女たち』太田出版
第5位:山本貴光『文学問題〈F+f〉+』幻戯書房
第9回(2019年)
大賞:木庭顕『誰のために法は生まれた』朝日出版社
第2位:倉橋耕平『歴史修正主義とサブカルチャー:90年代保守言説のメディア文化』青弓社〈青弓社ライブラリー〉
第3位:吉川浩満『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』河出書房新社
第4位:小松理虔『新復興論』ゲンロン
第5位:福尾匠『眼がスクリーンになるとき:ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』』フィルムアート社
第10回(2020年)
大賞:東畑開人『居るのはつらいよ:ケアとセラピーについての覚書』医学書院〈シリーズケアをひらく〉
第2位:綿野恵太『「差別はいけない」とみんないうけれど。』平凡社
第3位:荒木優太『在野研究ビギナーズ:勝手にはじめる研究生活』明石書店
第4位:北村紗衣『お砂糖とスパイスと爆発的な何か:不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』書肆侃侃房
第5位:小川さやか『チョンキンマンションのボスは知っている:アングラ経済の人類学』春秋社
第11回(2021年)
大賞:デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ:クソどうでもいい仕事の理論』(酒井隆史・芳賀達彦・森田和樹訳)岩波書店
第2位:斎藤幸平『人新世の「資本論」』集英社〈集英社新書〉
第3位:読書猿『独学大全:絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』ダイヤモンド社
第4位:熊代亨『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』イースト・プレス
第5位:近内悠太『世界は贈与でできている:資本主義の「すきま」を埋める倫理学』ニューズピックス
第12回(2022年)
大賞:岸政彦『東京の生活史』筑摩書房
第2位:北丸雄二『愛と差別と友情とLGBTQ+:言葉で闘うアメリカの記録と内在する私たちの正体』人々舎
第3位:川添愛『言語学バーリ・トゥードRound1:AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか』東京大学出版会
第4位:松本俊彦『誰がために医師はいる:クスリとヒトの現代論』みすず書房
第5位:國分功一郎/熊谷晋一郎『責任の生成:中動態と当事者研究』新曜社
第13回(2023年)
大賞:高島鈴『布団の中から蜂起せよ:アナ-カ・フェミニズムのための断章』人文書院 ISBN 978-4-409-24152-3
第2位:三木那由他『言葉の展望台』講談社 ISBN 978-4-06-528345-5
第3位:千葉雅也『現代思想入門』講談社〈講談社現代新書〉ISBN 978-4-06-527485-9
第4位:ショーン・フェイ(英語版)『トランスジェンダー問題:議論は正義のために』(高井ゆと里訳)明石書店 ISBN 978-4-7503-5463-7
第5位:吉川浩満『哲学の門前』紀伊國屋書店 ISBN 978-4-314-01193-8
第14回(2024年)
大賞:田野大輔・小野寺拓也『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』岩波書店〈岩波ブックレット〉ISBN 978-4-00-271080-8
第2位:石岡丈昇『タイミングの社会学:ディテールを書くエスノグラフィー』青土社 ISBN 978-4-7917-7556-9
第3位:周司あきら・高井ゆと里『トランスジェンダー入門』集英社〈集英社新書〉ISBN 978-4-08-721274-7
第4位:東浩紀『訂正可能性の哲学』ゲンロン ISBN 978-4-907188-50-4
第5位:デヴィッド・グレーバー/デヴィッド・ウェングロウ『万物の黎明:人類史を根本からくつがえす』(酒井隆史訳)光文社 ISBN 978-4-334-10059-9
第15回(2025年)
大賞:福尾匠『非美学:ジル・ドゥルーズの言葉と物』河出書房新社 ISBN 978-4-309-23157-0
第2位:千葉雅也『センスの哲学』文藝春秋 ISBN 978-4-16-391827-3
第3位:三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』集英社〈集英社新書〉 ISBN 978-4-08-721312-6
第4位:柴崎友香『あらゆることは今起こる』医学書院〈シリーズケアをひらく〉 ISBN 978-4-260-05694-6
第5位:阿部幸大『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』光文社 ISBN 978-4-334-10380-4