知的生産の技術の三階層
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Aは、「知的生産」という行為に汎用的に適用できる技術。一般的な本の読み方、一般的な文の書き方、メモの取り方など。「知的生産」を行うものであるならば、最終的な成果物がなんであれ身につけておいて損はないもの。これは、高度情報化社会におけるリベラル・アーツにも位置づけられるだろう。 Bは、その人の職業・職種・業種・職場といったものに限定される技術。新聞記者のライティング技術や、取材の方法などがこれにあたる。求められているフォーマットがあり、それにフィックスされた技術がある。新聞記事を書く文体で、コラムはかけない。そういうもの。
Cは、その人特有・固有の技術。作家の文体はまちがいなくこれにあたる。あるいは本棚の作り方もこうしたものに入るかもしれない。属人的な要素。汎用性は限りなく低い。