大企業形態は人類史で新参者
人類史において、現代のような大企業(多階層の組織図)は、かなり新しいのではないか?
ピラミッドが建設されたときにはかなりの人間が動員されただろうが、階層自体は浅かったのではないか?
仮にそうだとすると、人類は最適な巨大企業の作り方(≒マネジメント方法)を獲得していない可能性がある。
「財閥とは、家族または同族によって出資された親会社(持株会社)が中核となり、それが支配している諸企業(子会社)に多種の産業を経営させている企業集団であって、大規模な子会社はそれぞれの産業部門において寡占的地位を占める。または、中心的産業の複数部門における寡占企業を傘下に有する家族を頂点とした多角的事業形態」
実際にどのような運営をされていたのかはわからないが、あくまでたくさんの子会社を親会社がまとめているという形式であり、子会社の中はそんなに多階層ではなかった可能性はある
親会社は方針を決めたりしていただけ?
現場のことは現場が決める裁量があった?
仮にそこでノウハウがあったにしても、財閥は解体された
日本の巨大企業は、本来「大企業の作り方」という点で研鑽を積み、より良い形を模索すべきだった。
最適な形をまだ誰も持っていない可能性があった
しかし、戦後の高度経済成長の追い風をうけて、「何をやっても結果が出る」という状況になり、組織の在り方(作り方)が、その当時の方法論において全肯定されてしまった(総括されなかった)。
見せかけの経済成長
ここで考えなくてはいけないのは、ビッグマックを途上国並みに安い価格で売るために、労働者は非常に重い負担を背負わされているわけですが、何かそれを上回るメリットはあるのかという点です。
人件費を下げないと海外と戦えないという嘘
そう主張した経営者やコンサルタントの給料はどうだったか?
棄損されているのは何か?
マルクスの指摘
現在はその無理がさまざまに露呈してきている